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【周南】徳山商工高バドミントン部が引退記念練習会 交通事故で不参加の県総体に代えて ACT SAIKYOが協力
地域周南市周南市の徳山商工高バドミントン部の引退した3年生と、国内最高峰のS/Jリーグに参戦している女子バドミントンチーム「ACT SAIKYO」(大沢陽奈主将)の引退記念練習会が7月29日、同チームが拠点とする栗屋のMerry Gateアリーナで開かれた。
3年の部員は6月1日に下関市の県高校総体の団体戦会場にバスで向かっていた時に交通事故が発生し、その事故処理などのため目標としてきた大会に参加できないまま部活動を終えた。これを知ったPTA関係者が「最後に全力を出し切り、思い出に残ることをさせてあげたい」と同チームに協力を依頼して実現させた。
ACT SAIKYOは西京銀行の行員で作っている実業団チーム。選手9人のうち3人が日本代表に選ばれている。この日は選手7人と小宮山元監督らスタッフが参加した。高校生は男女合わせて3年23人のうち15人と2年の16人が大会用のユニホームなどを着て参加した。
シングルスやダブルスで高校生とACT SAIKYOの選手がシャトルを打ち合い、最後は試合形式で戦った。高校生は日本代表の選手などに次々に挑戦。国際大会にも出場する選手のスピードや強力なスマッシュなどを体験した。選手やコーチは高校生に「ナイス」「惜しい」などと声をかけ、最初は緊張していた高校生も全力でプレーして笑顔になった。
男子の元主将の花田涼輔さん(18)は「とても楽しくていい経験になった。総体とは別の楽しさを学ぶことができた」▽女子の元主将の藤村友梨乃さん(18)は「テレビで見ていたかっこいい選手と交流できてうれしい。バドミントンを続けたいのでこの機会を生かしたい」と話していた。