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【周南】[中学部活地域移行]ポップス川上が受け皿に 音楽活動の幅広がる
地域周南市中学部活を廃止して地域での活動に移行する部活動地域移行に向け、中学生の受け皿となる地域クラブへの登録が周南市で始まってから約2カ月が経過した。
同市の地域移行に関するサイト「周南市みんなの地域クラブ」では15日時点で、スポーツは51団体、文化は36団体のあわせて87団体の登録が確認できる。
その中のひとつに、県内で楽器販売や演奏のレッスンを手がける同市の㈱ポップス川上が名乗りを挙げている。
部活にない軽音楽
ポップス川上が地域クラブとして立ち上げたのは「POPS-軽音部」。複数の学校の生徒4、5人でバンドを組んで平日2回ていど活動する。
基礎練習から始め、バンド演奏やバンドの活動方法などを学ぶことができ、誰でも参加しやすいように活動費は通常のコースより安価に設定するという。
初心者も歓迎していて、最初の楽器の購入は必要だがギターであれば2万円ていどで購入できる。
様々な課題がある地域移行だが軽音部の活動は、「これまで学校になかった活動に取り組める」の好事例になるかもしれない。
部活ではなく、あくまでコース
ポップス川上ではエレキギターやドラム、バイオリン、ピアノなど楽器ごとのレッスンや、キーボードアレンジコース、吹奏楽ビギナーコースなどオリジナルレッスンを開講。
ボーカル部屋やバンド部屋、ピアノ部屋などスタジオの貸し出しもあり、教室や場所提供のノウハウも持つ。
軽音部はこれらの事業の中の「中学生限定コース」として中学生を受け入れるが、部活のような教員による生徒指導は請け負わず、あくまで音楽をやりたい子どもを応援するものとしてこれまでの部活動とは一線を画す。
この方針を事前に説明して、了承を得られる家庭の子どものみ対象としている。
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地域クラブにはこれまでの中学部活と同様に、技術指導と生徒指導を兼ねた指導を求める声も当然ある。この声も教員ではない地域の指導者にとって、登録に踏み切れない数ある課題の中の1つ。
部活動が無くなることによって選択肢が無くなる子どもを少しでも減らすためには、校区内や保護者が送迎できる範囲に様々な団体が立ち上がってほしい。そのために必要な制度や環境整備、事務局の迅速な対応が求められている。
[イベント情報]
同市では23日(日)に市文化会館で「部活動地域移行シンポジウム」と団体の活動体験やパネル展示会の「地域クラブ見本市」が開かれる。
ポップス川上は午前10時から午後1時半まで練習室1で楽器体験会を実施する。
