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【周南】周公大✕徳山高専 赤ちゃん模型を動かすプロジェクトが始動
地域周南市周南市の周南公立大(髙田隆学長)の看護学科と徳山高専(阿部恵校長)の機械電気工学科の連携プロジェクト「赤ちゃん模型を動かしたい!」が始動。12日に初めて学生が参加する打ち合わせが実施された。
このプロジェクトは昨年12月に結んだ包括連携協定の一環。看護学科の実習で使用している泣き声や呼吸音などが表現できる赤ちゃん模型を徳山高専生が改良し、身体の動きの実装を目指す。
この日はプロジェクトを進める機械電気工学科4年の上村尽さん、シリパン・パンナトーンさん、赤ちゃんに関するテーマで研究している吉井もえさんが大学を訪問。実習現場を見学し、動きの要望などを聞いて意見を交換した。
今後、徳山高専生が「創造製作」の授業としてこの共同プロジェクトに取り組む。3Dプリンターで試作したパーツの実験や、実用性を高めるための構造設計などを進めて開発していく。
上村さんは「世の中や教育のためになれば」、シリパンさんは「まずは完成させ、将来に期待が持てればさらに完璧にしていきたい」、吉井さんは「今まで培ってきたことで社会に役立てる機械を作りたい」と望む。
赤ちゃん人形を「泣くようにしてほしい」など、これまでも業者に要望を出してきた看護学科の大平光子教授は「身体が動くようになればより臨場感のある経験ができる。すごくうれしい」と今から楽しみにしている。
