2025年11月19日(水)

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【下松】「幸福の黄色い列車」ドクターイエローに人気 ㈱日立製作所笠戸事業所・公開イベント6千人で盛況

  • にぎわうドクターイエローの展示車両

  • 仙台市交通局の車両

  • 阪急電車の車両

 下松市の日立製作所笠戸事業所(佐川哲事業所長)の開放イベント「Hitachi Kasado Open Day 2025」が16日、同事業所の構内で開かれ、従業員の家族や地域住民ら約6千人(主催者発表)でにぎわった。

英仏の企業買収で信号部門の実績向上

 同事業所の開放イベントは2023年5月以来、2年ぶり。同社の鉄道ユニット部門の売り上げ収益は25年3月期決算で1兆1940億円と好調で、今後は台湾向けの高速鉄道(台湾新幹線)の車両144両の生産が本格化する。

 昨年6月には英国やフランスのデジタルソリューション会社を買収しており、最近は得意部門の鉄道車両部門に加えて信号部門の実績が向上している。

ドクターイエローの引退車両「展示を検討」

 この日は東海道・山陽新幹線の線路や架線を走行しながら測定・検査し、25年の役割を終えて今年1月に引退した「ドクターイエロー」こと、新幹線電気・軌道総合試験車の外観が公開された。

 黄色く光り輝く車体の前で記念撮影する親子連れなど来場者の切れ目はなく、家族と一緒に来た栄町の石見奏翔(いしみ・かなと)さん(2)は「大きい!かっこいい!乗りたい!」と大喜び。母の真美さん(42)は「地元で製造された車両を子どもに見せる機会ができてうれしい」と笑顔を見せていた。

 ドクターイエローは運行日程が公開されておらず、見る頻度も少ないことから、遭遇すると幸福になれるという都市伝説が生まれたほど、関心の高い車両だった。引退車両の今後は未定だが、同事業所は展示の方向で検討するという。

副事業所長「今後も地域住民と交流を」

 ほかに仙台市交通局の南北線を走行する3000系車両▽阪急電鉄の神戸線や宝塚線で走行している2000系通勤車両も外観を公開。通年展示の名古屋鉄道犬山ラインパークモノレール線の車両も人気を集めた。

 市観光協会の特産品販売も盛況。市キャラクター「くだまる」が登場すると子どもたちから歓声が上がった。

 同事業所の久保宏副事業所長(60)は「当事業所の鉄道車両づくりの雰囲気を感じながら、歴史や技術にも触れていただくことができた。これからも地域の皆さんとの交流を深めていきたい」と話していた。

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