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【周南】子どもたちがAIで「日曜日の宝箱」 青空市場にテーマソング
地域周南市周南市飯島町の中央地区市民センター駐車場で毎月開かれている青空市場のテーマソング「日曜日の宝箱」が完成した。青空市場のボランティアの子どもたちがAI(人工知能)を活用して作り、9月28日の青空市場で会場に流してお披露目した。
青空市場は徳山小校区コミュニティ推進協議会(砂田龍二会長)が主催する交流、ふれあいの場。7年前、岐南町で市ふるさと振興財団が開いていた朝市が開かれなくなったことをきっかけに、同センターの駐車場で原則として毎月第4日曜に続けられている。
地元の店を中心に10店ほどが参加。野菜やパン、洋菓子、魚、酒蔵の㈱はつもみぢの酒粕詰め放題、犬のおやつなどの店と遊休品やかき氷のコーナーもある。
小中学生15人が子どもボランティアとして運営に参加している。毎回、イベントも開き、9月は同協議会が作成する来年のカレンダーで使う写真の投票があった。
子どもたちの言葉からAIが作詞
子どもたちによるAIの力を借りたテーマソング作成は徳山小学校区夢プランに基づく事業の一環。制作ワークショップを7月27日に開き、子どもボランティアが曲のイメージや使いたい言葉を話し合った。この時はいずれも徳山小の6年の山根佑太、中岡りこ、瀬戸小羽菜さん▽5年の八塚瑞葵、宮田悠生さん▽4年の宮田愛莉さん▽3年の八塚咲里さんが参加した。これに先立って、宮田愛莉さんと3年の賀谷かんなさんが6月29日の青空市場で出店者にアピールポイントを取材した。
AIには子どもたちが希望する言葉を使い、女性アイドルグループ風のリズミカルな曲にすることなどを指示して「日曜日の宝箱」が完成。YouTubeにもアップしていて「日曜日の宝箱」で検索して聞くことができる。
歌詞は「みんなが集まる青空市場、笑顔の花が咲く」、「手をつなげて未来につながる大きな輪になる」など青空市場のイメージと、各店舗の紹介を織り込んでいる。
ワークショップに参加した宮田愛莉さん(9)は「みんなに聞いてもらえてうれしい。青空市場にいっぱい来てほしい」▽砂田会長(71)は「これからもできることをやっていきたい」と笑顔を見せている。
次回の青空市場は10月26日(日)午前9時から10時半まで開かれる。問い合わせは同センター(0834-22-8875)へ。