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【周南】「デザインが街を変える」 岐陽中生が地元店の包装紙づくり
地域周南市周南市の岐陽中(魚谷祐司校長)を今春卒業する3年生230人が、美術の授業で学校周辺の店舗7店の包装紙をデザインした。同校の3年は7クラス。クラスごとに店舗を決め、そのクラス全員がデザインして店の人がその中からデザインを選ぶ。今回が3年目の取り組み。
この包装紙の製作は「デザインが街を変える、環境を変える、人の意識を変える」ことを目標に取り組んでいる。授業では同市在住のプロのデザイナー、福永みつおさんも生徒を指導している。
対象店舗は毎年変え、今回は雑貨店NOICHI、タオルなどの原田屋、フラワーショップCHACHADO、フルーツブティック・カージュ、モントロー洋菓子店、ミルトンコーヒーロースタリー、ポップス川上の7店。美術の楊井朋子教諭(47)が各店に依頼して、生徒が店を訪れてインタビューもした。
選ばれたデザインはバラの花、ケーキなどに使われる果物、コーヒー豆、ピアノやヴァイオリン、野菜やメロンなどそれぞれの店に関係するイラストが入るなど、特徴をとらえたものばかりだった。
生徒が訪問して届ける
このうち、NOICHIは店名が入ったリボンが画面いっぱいに躍動しているかのように描いた作品を採用。27日にはこの包装紙をデザインした相本真吏奈さん(15)が楊井教諭と一緒にNOICHI徳山駅前店を訪れて包装紙を引き渡した。
同店はオリジナル製品を含めて多彩な雑貨が店内いっぱいに展示されている“小宇宙”。溝上重幸店長(59)は「楽しさがわきでているものになった」と喜んでいた。
相本さんは美術部に所属し、将来は絵画に関する仕事に就くのが夢。「文字の大きさや太さが生かされている」と自身の作品が店で使われる包装紙になったことを喜んでいた。
原田屋の包装紙は髙松颯馬さん(15)がデザイン。地球がタオルに包まれているデザイン。顔などにあてたときに感じるやさしさがタオルの魅力の一つ。原田洋平社長(50)は「地球をタオルで包み込んでいる発想が気に入った」と話した。
毎年、数店ずつ増える中学生がデザインした包装紙。周南市ならではの活動として、街の活性化に結び付く日も近そうだ。
