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110番 : 下松市のニュース
後輩の上司からパワハラ 下松市消防本部・50代職員が上司と市提訴
110番下松市下松市消防本部の50歳代の男性職員が後輩に当たる上司の男性からパワーハラスメント(職場内虐待)を受けたとして、上司と市に慰謝料など計1,075万円を求めて10月29日、山口地裁周南支部に提訴した。
訴状などによると上司は、昨年8月から日常的に男性職員に「お前」や「じじい」などの暴言を吐いたり、強くにらみつけたり、肩を強くたたくなどしたという。
このため男性職員はストレスから持病の心疾患が悪化し、昨年12月16日から今年の3月末まで続き、今年4月28日から現在に至るまで療養で休んでいるという。
上司には精神、肉体、労働環境の侵害行為の慰謝料や療養休暇給料補償減額分などで約460万円▽市には上司によるパワハラ行為に適切に対処しなかったことで精神的な侵害を受けたとする慰謝料376万円と、今月から復職できるまでの間、毎月20万円の支払いを求めている。
国井益雄市長は「消防本部からはパワハラの事実はなかったと報告を受けている。内容を確認し、厳正に対応したい」とコメントしている。