2022年08月08日(月)

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政治 : 光市のニュース

【山口県】母港の本土移転で船員採用円滑化 光市の牛島航路・10月からダイヤも変更

  • 室積港に停泊中の「うしま丸」

  • オンラインで協議する委員たち

島民35人、高齢化で利用変化

 山口県光市の離島、牛島と本土側の室積港を結ぶ牛島航路「うしま丸」のダイヤが10月1日から改正される。うしま丸の母港も牛島から室積港に変更し、これまで船員は牛島に下宿しなければならなかった条件を解いて、新しい船員の採用の円滑化に努めていく。

 牛島航路は市などが出資する牛島海運(社長・市川熙市長)が運航。2004年に進水した定員61人の「うしま丸」(41トン)を所有し、牛島港と室積港の間を1日3往復、片道20分で運航している。

 牛島の人口は3月末現在で35人、うち65歳以上は31人。うしま丸の利用者は50%を釣り客が占め、30%が郵便物や荷物の配達やガスボンベ交換などの業者、20%が島民。

 うしま丸の母港を牛島港としているのは、島民の緊急時の搬送に時間を問わず対応するためだが、ここ数年はうしま丸でもドクターヘリでも島民が緊急搬送された例はない。搬送の必要が生じた場合は、自治会長らが所有する船を動かせる体制が整えられている。

 島内に船員として働ける人がいない中、島内への居住条件が船員採用のネックとなっており、牛島海運はこれを解決するために母港を本土側の室積港に移すことにした。

 さらに運航ダイヤも魚の搬送や高校生の通学向けに組まれていたのを、現在ではそうした使用例はないため、中国JRバスの市立光総合病院行きのバスに合わせたダイヤに改正することにした。

 26日には、4月に発足したばかりの市離島航路確保維持改善協議会(会長・芳岡統市経済部長、8人)の会議がオンラインで開かれて、市役所や牛島コミュニティセンター、県庁、中国運輸局、同山口陸運支局を結んで協議し、承認された。

 新しいダイヤは室積港発が午前7時半、10時、午後4時▽牛島港発が午前8時、午後0時半、4時半。問い合わせは市公共交通政策課(0833-72-1420)へ。

 同協議会の委員は次の通り。(敬称略)

 会長=芳岡統(市経済部長)▽副会長=渡辺昭博(県交通政策課長)▽委員=岡村勝行(牛島自治会長)坂田真一郎(中国運輸局離島航路活性化調整官)金村悦代(同山口運輸支局首席運輸企画専門官)中村勇一(牛島海運常務取締役)佐々木孝高(市企画調整課長)坪根学(市公共交通政策課長)