ニュース
政治 : その他のニュース
【山口県】地元下関で2千人別れ惜しむ 安倍氏県民葬 周南3市からも多数参列
政治その他7月8日の奈良市での参院選候補者の応援演説の最中、凶弾に倒れて67歳で亡くなった故安倍晋三元首相の県民葬が15日、安倍氏の地元の山口県下関市の海峡メッセ下関で営まれて約2千人が参列し、一般の献花者は約2,700人に及んだ。
県からの案内状が届いた新周南新聞社の中島進社長の代理で参列し、プレス対応とは違う角度で県民葬に臨んだ。その様子を報告する。(山上達也)
QRコードで本人確認
会場に着くとあらかじめ送付されたQRコード入りの「受付票」を受付に示し、受け取った弔用リボンを着用して入場した。筆者は1階の本会場ではなく4階のモニター画面の会場に誘導された。以後、県民葬の様子はモニター画面で見守ることになる。
1階会場、4階会場とも、それぞれ約千席。4階会場では市議、町議、自民党支部役員、市町の幹部、主要企業の幹部の姿が見えたが、周南地域からの参列者は目立つほど多いという印象は受けなかった。
館内では県民葬の設営と運営を請け負ったベルコの腕章をつけた担当者が、スムーズな誘導に努めた。
参列者は黒い礼服姿の人がほとんど。どちらかといえば男性が多かったものの、女性も3割ていどは参列していたようだった。
要人警護でSPら厳重警戒
県民葬は午後2時すぎに始まった。司会は山口放送の国本泰功アナウンサーが務めた。
三権の長として高度な警備対象者となる細田博之衆院議長をはじめ、現職閣僚が4人も参列しているため、会場内は警視庁のSP(セキュリティポリス)や警察官による厳重な警備態勢が敷かれた。参列者は全員、金属探知ゲートによる検査を受けた。
午後2時過ぎ、昭恵夫人が抱える安倍氏の遺骨が会場に入場したのち、全員で黙とうし、安倍氏の生前の活躍を紹介する動画が上映された。
実弟の岸衆院議員一家も
追悼の辞を述べた葬儀委員長の村岡嗣政知事は「安倍先生は吉田松陰先生のようにたくさんの人の心に種をまかれました。悲しみを力に変え、先生は花を咲かせることを最後に願っておられるのではないでしょうか。私たちは県民の幸せのために、全力を傾けることを誓います」と述べ、細田衆院議長、柳居俊学県議会議長が弔詞を捧げた。県町村会長の米本正明和木町長が弔電を奉呈した。
指名献花では村岡知事を先頭に、喪主の昭恵夫人、安倍氏の兄の寛信さん、安倍氏実弟の岸信夫衆院議員や智香子夫人、長男で秘書の信千世さん、次男で会社員の智弘さんをはじめ、細田衆院議長、山崎正昭元参院議長などが続いた。
3市の県議、市長、議長ら続々
周南地区からは葬儀委員の県市長会副会長の国井益雄下松市長、市川熙光市長、藤井律子周南市長▽土屋晴巳周南市議会議長、金藤哲夫下松市議会議長、中本和行光市議会議長▽周南3市の県議らが献花した。
県関係の国会議員は遺族の岸衆院議員や林芳正外相のほかに、高村正大、杉田水脈衆院議員▽北村経夫、江島潔、阿達雅志参院議員も献花。政党の県組織代表者には国民民主党県連代表の周南市の大内一也氏が含まれた。
一方、周南3市の9県議で唯一、周南市の立憲民主党の戸倉多香子県議は欠席し、この日午前11時から下松市内で開かれた県民葬反対を訴える「総がかり行動やまぐち実行委員会」の街頭集会に参加した。
昭恵夫人「豊かな67年の人生」に感謝
遺族を代表して昭恵夫人は「県民葬を立派に挙行していただき、厚くお礼を申し上げます。主人は山口県が大好きで、大好きな日本のために大きな仕事をさせていただくことができました。豊かな67年の人生だったと思っています」と述べ「主人が愛した山口県のことが私も本当に大好きです。これからもこの地域のために何かしらの活動をしていきたいと思っていますので、皆様引き続きよろしくお願い申し上げます」と頭を下げた。
会場外では午後4時から始まる一般献花のため安倍氏の支持者らが長い行列を作った。
周南会場には1,081人
周南市毛利町の県周南総合庁舎の献花会場には、さくらホールに祭壇が設けられ、午前10時から午後4時までの受け付け時間内に1,081人が訪れた。
受付開始前から行列ができ、その後も献花する人はとぎれることがなかった。
献花台には持参の花束や主催者が用意したキクなどの花が山積みになり、途中で移動させるほどだった。
![]()
献花に訪れた人たち(県周南総合庁舎)
