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【山口県】[衆院選新山口2区]「辻立ち」「自転車」懸命に 自民岸氏vs立憲平岡氏、新天地で火花
政治その他衆院の解散時期が不確定な中、新しく山口2区に加わった周南市の旧徳山市、旧新南陽市、旧鹿野町では、立候補を予定している自由民主党現職の岸信千世氏(32)▽立憲民主党元職の平岡秀夫氏(69)が「新規開拓」に懸命だ。2人の戦いぶりを追った。
(山上達也=五十音順)
岸氏 高村氏と2連ポスターでアピール
岸氏は次の衆院選から新1区に移る自由民主党の高村正大衆院議員(52)とのツーショットポスターと、のぼりを作った。周南市で旧徳山市時代から高村坂彦氏、高村正彦氏、高村正大氏と3代続く厚い「高村票」を意識したものだ。
このポスターを持って市内各地で朝立ちをするなど、街頭活動を欠かさない。4日は午前8時から30分間、国道2号の永源山公園前交差点で、地元の井本義朗市議と一緒に立ってアピールした。
8月は市内の支持者の初盆参りで家庭を訪れたり、企業回りをこまめに展開。徳山夏まつり、サンフェスタしんなんようなどのイベントにも顔を出した。
活動には党徳山支部長の友広巌県議、党新南陽支部長の新造健次郎前県議、党鹿野支部長の坂本心次県議が積極的に支援。友広県議と新造前県議は高村正彦氏の元秘書で、坂本県議は高村正彦氏と近かった故藤井真元県議の秘書を経験した。
さらに自民党系や公明党などの多くの市議も支援に回るが、この中にも高村正彦氏の秘書経験者が複数いる。
今月5日に岸氏は友広県議らと一緒に㈱新周南新聞社を訪れた。岸氏は「高村先生や県議、市議の皆様との連携で支持層を積極的に開拓したい」と意欲を見せていた。
平岡氏 1軒1軒地道にあいさつ回り
平岡氏は連日、自転車に乗って周南市内をあいさつ回りをしている。自転車のかごには「ただ今 平岡秀夫ニュースお届け中」のプレートをつけている。
8月13日から15日までは旧鹿野町を自転車で回った。13、14両日は支援者が運転する軽トラックに自転車を積み、鹿野の中心部から離れたところで自転車を降ろしてあいさつ回りをしたが、15日は平岡氏自身が軽トラを運転して鹿野に来て、自転車を降ろして中心部を1軒ずつ回った。
15日に市鹿野総合支所前で取材に応じた平岡氏は「1日300軒以上を訪問しているが、空き家の多さに驚いた。在宅の家には党のチラシを渡してごあいさつしているが、本人が自転車で来たことにびっくりされる方が多い」と手ごたえを話し「これからもコツコツと有権者と対話を重ね、支援の輪を一歩一歩広げたい」と決意を見せていた。
平岡氏にとっては、平岡氏の後援会が7月29日に学び・交流プラザで開いた泉房穂前明石市長の講演会が、約250人で満席になったことが、以後の活動の追い風になっている。
現在もこの講演会の参加者の自宅を1人で自転車であいさつ回りする活動を続けており、同党の戸倉多香子前県議を中心に草の根の支援体制を広げる。
「新天地」の有権者は選挙区全体の27%
両陣営が「新天地」でこれほど開拓に懸命なのは、6月1日現在で徳山、新南陽、鹿野の有権者数(10万4546人)が選挙区全体の27.3%を占める「大票田」だからだ。さらに周南3市だと選挙区全体の53.8%の20万6,339人になり、両陣営にとって新天地も周南3市も無視できない存在だ。
これから両氏がどんな活動を周南3市で展開していくのか。新天地の徳山、新南陽、鹿野での活動とともに目が離せない。有権者の思いや願いに寄り添う活動が求められることは言うまでもない。
