2026年04月16日(木)

ニュース

政治 : 周南市のニュース

[山口県議選・周南市区]低調なる激戦!有権者の選択は? あさって投票 新人追い上げに現職危機感

  • 県議選周南市区の各候補のポスター

「旧統一教会問題」で宗教団体の動き鈍く

 「まるで低調な激戦だ」「諸説紛々で情勢は分析不能だ」―こんな声が各陣営から聞かれる山口県議選周南市区(定数5)の選挙戦。投票率が前回の43.51%から上がるとは思えない低調な選挙戦に「関係者しか投票しないんじゃないか」との声も複数の陣営から漏れてくるほどだ。2新人の追い上げに現職はどこまで踏ん張れるのか、9日(日)の投票日に向けた最終情勢を追った。(山上達也)

 今回の県議選が盛り上がりに欠けるのは、2週間後の市長選が従来の保守分裂の激戦ではないことと、保守系候補の運動を下支えしてきた宗教団体が「旧統一教会問題」のあおりで動きが鈍くなったことも大きい。

 選挙戦も争点に乏しく、政策論争も低調。選挙運動も、うそ電話詐欺の横行で「電話作戦」を展開しにくく、後援会入会活動も個人情報意識の浸透で難航を極め、絶対的な運動量が減っている。

 当選ラインは前回同様、6千票前後と想定される。結局は私たち有権者が積極的に投票するしか、より民意を反映した行政は実現しないのではないか。

 そんな中で各陣営がどう戦っているのかを探った。(届け出順)

上岡陣営 党外への支持拡大に懸命

 6期目を目指す上岡候補は、公明党の支持母体の創価学会票を手堅く固めるのはもちろん、党外への支持拡大を図ろうと懸命の戦いを展開している。

 前回まで3回連続で票を減らしている上、公明党も昨年の参院選比例区では前回比968票減の8824票だった。そのため陣営の危機感は強く、毎日のように街頭演説を繰り返して5期20年の実績を訴え、最後まで気を抜かずに運動を強めていく。

戸倉陣営 平岡氏と共闘、革新票も

 これまで一緒に活動してきた大内一也氏の立憲民主党離党と国民民主党からの県議選出馬の影響をどう食い止めるかがカギ。連合山口の主要労組は大半が大内氏の支持に回り、幅広い個人票を固め切ろうと必死の戦いだ。

 熊毛地域では衆院2区補選の非自民の平岡秀夫氏との共闘をアピール。原発いらん!山口ネットワークの推薦も受けており、革新票の獲得も視野に入れて議席維持に奮闘している。

友広陣営 政策通訴え終盤引き締め

 前々回に苦杯をなめた友広候補は“上位での連勝”が課題。自由民主党県連で政務調査会長を務めており「地域にも県政にもなくてはならない政策通」を訴えて4期目に挑む。

 無所属新人の福田吏江子候補と地元遠石地区の地盤が重なっている影響をどうかわすかが課題。熊毛、新南陽、徳山地域で個人演説会を開き、同級生の熱い支持と経済界に強い地盤を固めて、終盤戦へ引き締めを図る。

福田陣営 市議時代の地盤に上積み

 他陣営から「票が化けるのかどうか、全く見えない」といわれる福田候補。過去2回の市議選で獲得した約3千票にどれだけ上乗せできるかにかかる。

 1日おきに選挙事務所の特設スタジオからユーチューブで政策のライブ配信をして支持拡大を図る。事務所には伯父の福田恵一郎元県議が詰めて候補の活動をサポートする。

 後援会長は徳応寺の赤松現城若院で、仏教票の支持も広げる。

新造陣営 新南陽、西部地区で健闘

 前回は最下位当選だった新造候補は危機感が強い。大手企業が林立する地元新南陽地域や夜市、戸田、湯野といった西部地区の支持に厚みが見え始めており、3期目の必勝にかけている。

 市全体への支持拡大は高村正彦元衆院議員の秘書を25年間務めた経験を生かす。フェイスブックでも毎日のように活動の情報を発信し、当選圏内に踏みとどまれるよう必死の戦いを展開している。

大内陣営 高い知名度と労組票固め

 過去4回に及ぶ国政選挙出馬で高めた知名度と、連合山口が大内候補に割り振った大手労組の支援は大きい。6日にホテルサンルートで開いた総決起集会は玉木雄一郎国民民主党代表が駆けつけた。

 市街地では自転車で遊説し、フェイスブックでも情報を発信。旧日新製鋼労組出身で元連合山口会長の長嶺平治後援会長も活発に動き、日新製鋼OBを中心に支持の広がりが見えている。

坂本陣営 河村前県議の支援も活発

 前回同様、坂本候補を後継指名した新南陽地域が地盤の河村敏夫前県議の動きが活発。さらにこの4年で坂本候補自身が広げた支持層をさらに拡大し、2期目を確かなものにしようと奮戦している。

 藤井律子市長の亡夫の故藤井真県議の秘書を長く務めた関係から藤井市長に近い層の支持も厚みを増す。出身地の鹿野地域でも地盤を手堅く固め、市街地に住む鹿野出身者に支持が広がっている。

期日前投票は好調

 市選管によると期日前投票は5日現在で、選挙人名簿登録者数の5.45%に当たる6,401人が投票。前回同日比で1,680人多い。このうち4日に市内15支所で開いた期日前投票の投票者数は計529人だった。

 投票は9日午前7時から市内96カ所の投票所で始まり、一部の山間部や離島を除いて午後8時で投票を締め切る。

 開票は9日午後9時15分からキリンビバレッジ周南総合スポーツセンターで始まる。未明には大勢が判明しそうだ。問い合わせは市選管(0834-22-8521)へ。

今日の紙面
山口コーウン株式会社

「安全で 安心して 長く勤められる会社」をスローガンに、東ソー株式会社等の化学製品を安全かつ確実にお届けしています。安全輸送の実績でゴールドGマーク認定を受け、従業員が安心して働ける環境と「15の福利厚生」で従業員の人生に寄り添っています。

スバル合同会計 周南事務所

相続時や建物の購入売却時の相続税・資産税のご相談。
大切に育てた事業の譲渡や事業の拡大にむけて、複数の専門業者との提携で、お客さまの求める結果を一緒に目指します。

サマンサジャパン

来院者の方へもっと目配り、気配りをしたい。物品の補充や搬送に時間を取られる・・・
サマンサジャパンでは医療従事者の方がより医療に専念できるよう、コンシェルジュ、受付、看護助手、清掃、設備など様々な業務を行っています。

周南公立大学

2024年春、周南公立大学は新学部学科を開設しました。経済経営学部(経済経営学科)、人間健康科学部(スポーツ健康科学科・看護学科・福祉学科)、情報科学部(情報科学科)の3学部5学科体制となりました。大学の活動や入試情報も随時公開中!