2026年04月16日(木)

ニュース

政治 : 周南市のニュース

[周南市議会]行方不明、その時、市役所は? 一般質問・「警察、身内から要請あれば…」

  • 「しゅうなんメールサービス」の配信内容

 周南市議会12月定例会は11日が一般質問の3日目。6人が登壇した。このうち吉安新太議員(志高会)は11月7日に熊毛地区の有料老人ホームから男性の90歳の利用者がいなくなったことを取り上げて「全市を挙げて捜索することはできなかったのか」とただしたが、執行部は「警察から依頼があれば対応する」という姿勢。吉安議員は「市民の命を守ることが市役所の仕事なのに」と残念がっていた。

 この利用者は12日現在も行方不明のままで、氏名などは同市が希望者に市政情報などを配信している「しゅうなんメール」にも掲載されているが、この日の質問で、熊毛地区出身の吉安議員は「一般質問は市政について取り上げる場」という立場から、あえて個人名はあげずに質問した。

 答弁によると、11月8日に周南市熊毛地区を管轄する光警察署から市に要請があり、市消防団の団員と熊毛地区を管轄する光地区消防本部の職員が9日から11日まで捜索に加わり、8日には市もやいネットセンターを通じて「しゅうなんメールサービス」でも配信するなどした。藤井律子市長は「全庁挙げて協力した」と述べた。

「市は協力する立場」

 吉安議員は「アナログな方法だが市の広報車を走らせることができたのでは」と市独自の広報活動を求めた。

 これに対し、重國浩之総務部長は「警察から依頼があれば対応する。警察の要請のもとに協力する立場と認識している」と答弁した。

 吉安議員は「熊毛中が有料老人ホームのそばにあり、生徒に情報を伝達すれば登下校中情報が得られたかもしれない」と訴えたが、山本次雄教育部長は「子どもたちの安全が第一で、捜索活動は検討する必要がある」と答弁。

 吉安議員は光地区消防本部と市消防団の連携もただし、山本亜希広消防長は「統制がとれていないという事実はない」と述べ、調整のため周南市消防本部から職員を派遣したが、光地区消防本部の指揮下に入って活動したことを説明した。

 チラシの配布を市から提案できなかったかもただしたが、松岡浩志こども・福祉部長は「まずは身内から相談を」と述べ、家族が相談すれば対応するという方針。「しゅうなんメールサービスの周知に努めたい」と述べた。

 家族が行方不明になるなど、身近な人が災害、事故、犯罪などに巻き込まれた可能性がある場合、どこに相談すればいいのか、冷静に考えて行動できる人は少ない。行方不明者の場合、警察が担当になるが、当事者の命を守るとともに、心身ともに大きなショックを受けていると推測できる家族などに市としてどう寄り添うことができるのか。今回の質問への答弁からは見えてこなかった。

(延安弘行)

今日の紙面
スバル合同会計 周南事務所

相続時や建物の購入売却時の相続税・資産税のご相談。
大切に育てた事業の譲渡や事業の拡大にむけて、複数の専門業者との提携で、お客さまの求める結果を一緒に目指します。

西京銀行

【取扱期間 2026年4月1日~2026年9月30日まで】お預け金額10万円以上。手続き不要!さいきょう定期預金の金利で満期後自動継続。詳細は西京銀行までお気軽にお問い合わせください。

東ソー

東ソーが生み出す多種多様な製品は、社会インフラや耐久消費財など人々の生活に役立つさまざまな最終製品に使われています。総合化学メーカーだからこそできる、化学の革新を通して持続可能な社会に貢献していきます。

株式会社トクヤマ

トクヤマは、電子材料・ライフサイエンス・環境事業・化成品・セメントの各分野で、もっと幸せな未来をつくる価値創造型企業です。