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【下松】鹿島アントラーズに林選手入団 サッカーJ1・中村小出身
スポーツ下松市サッカーJ1リーグの鹿島アントラーズに下松市出身の明治大経済学部4年、林晴己(はるき)選手(21)の入団が内定した。11月27日には下松市役所を訪れて国井益雄市長に今後の抱負を語った。市長は「鹿島アントラーズはサッカーの名門中の名門。林選手の入団は市の誇りであり、世界に力強く羽ばたいてほしい」と期待した。
明大では「屈強のサイドアタッカー」に
林選手は中村小3年から卒業まで地元のサッカークラブ「FCリベルダーデ山口」で活躍。防府市の高川学園中、高川学園高でもサッカーを続けた。明治大では攻守の要のミッドフィルダー(MF)になり、今年は全日本大学選抜メンバーに選ばれ「屈強のサイドアタッカー」として将来を期待されてきた。
鹿島アントラーズは茨城県鹿嶋市など5市をホームタウンとするプロサッカーチーム。1993年のJリーグ発足以来、横浜F・マリノスとともにJ2リーグへの降格が一度もない名門チームで、リーグ戦の最終順位も二けたになったのは2012年の11位に限られ、他の年はすべて一けたの順位でシーズンを終えている。
色紙に「下松市から世界へ」とサイン
この日、市役所を訪れた林選手は「プロになりたいという夢をふくらませながらサッカーを続けてきた。下松市を元気づけられるようにサッカーで活躍したい。安定感のあるボールコントロールで、楽しんでもらえるプレーを見せていきたい」と決意を述べた。
さらに色紙に「下松市から世界へ」としたためたサインを書いて国井市長に贈った。林選手には高川学園高サッカー部の江本孝監督やFCリベルダーデの宮本治代表らが同行。市側は真鍋俊幸地域振興部長が同席した。
林選手の入団は来年1月12日(月・祝)に発表される。前進や飛躍、躍動が象徴される午(うま)年にふさわしい林選手の鹿島アントラーズ入りは、市内に限らず周南地域全体から大きな期待を集めることだろう。
