2026年06月01日(月)

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【山口県】高校野球県大会で準優勝の大健闘 南陽工高 山本投手、9回まで投げぬく

  • 9回まで投げぬいた山本選手

  • 力及ばず悔しがる選手たち

  • 準優勝の賞状盾を受け取った選手

  • 応援に駆け付けた保護者たち

  • 声援を送る在校生ら

 第105回全国高校野球選手権記念山口大会の決勝が26日、山口市の山口マツダ西京きずなスタジアムで開かれ、13年ぶりの甲子園出場を目指した周南市の南陽工高(末永和文校長、354人)は宇部市の宇部鴻城高に7-0で敗れた。

4回以降は毎回出塁、適時打に恵まれず

 準々決勝では、昨年夏の甲子園準優勝校、下関国際高を延長戦の末1-0で下し、24日の準決勝は、徳山高に10-0の6回コールド勝ち。この日は、準々決勝の投手戦を制した山本涼之介選手にマウンドを託し、今年の県春季大会の準優勝校、宇部鴻城高に挑んだ。

 後攻の南陽工高は1回裏、2アウトから山本選手と高瀬太志主将の安打、栗栖暖人選手の死球で満塁となり先取点のチャンスを得るも無得点に終わる。

 直後の2回表、宇部鴻城高の先頭打者がヒットを放った後に、2人がフォアボールで出塁し満塁に。山本選手が次の打者に投げた球はワイルドピッチとなり、1点を先制された。その後も制球が乱れ、ワイルドピッチが続いてこの回4点を許した。

 その後、南陽工高は攻撃で2回、3回を3人で終えたものの、4回以降は安打や四球、相手の失策で毎回出塁。ただ、決定打がなく三塁から先に進めないまま9回を迎え、無得点のままゲームセットとなった。

 一方、宇部鴻城高はタッチアップ、送りバント後のタイムリーヒットなどで、3、6、7回に1点ずつ追加。前半と後半で得点し、南陽工業高との差を広げたことが試合結果につながった。

父、姉、先輩も選手にエール

 この日9回まで投げぬいた山本選手は中学まではキャッチャーとして活躍。強い肩を買われ高校から投手に転向し、南陽工高を決勝まで導いた。試合開始前、父の良行さん(46)は「ピッチャーとして決勝のマウンドに立つとは思いもよらなかった。後ろの仲間を信じて精一杯投げてほしい」と話していた。

 センターを守った吉本心太朗選手の姉、さくらさん(21)は9回裏で最後の打席に立った弟の姿を見届けた。打球はセカンドゴロ。試合終了のサイレンを聞き「思うようにプレーできないでいた時期を知っているので、今日は本人にとって一番良い思い出になったと思う。これからも頑張ってほしい」と目に涙を浮かべた。

 昨年、硬式野球部の主将を務めた荒堀秀斗さん(18)もスタンドから声援を送った。後輩の全国出場まであと一歩及ばなかったが「コロナ禍でつらい期間が長く続く中、よくここまで来た。全員の健闘をたたえたい」と笑顔を見せた。

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