2026年10月29日(木)

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スポーツ : 周南市のニュース

【山口県】[躍動の青い力 四国総体2022(7月23日〜8月23日)]南陽工高相撲部

  • 稽古に励む梅舎選手(左)と加藤選手(右)

13年ぶりインターハイ 心で勝つ相撲を

 「手をついて。まったなし!」

 示し合わせたように同時に動き出すと、体がぶつかる鈍い衝突音が相撲場に響く。土を踏みしめる足音、荒い息遣い。見ているだけで思わず息をのむほど緊張感ある稽古(けいこ)に励むのは南陽工高相撲部。

 山口県高校総合体育大会相撲競技が5月29日、同校相撲場で開催され、同校相撲部(朝岡輝喜監督、6人)が団体の部で強豪の下関北高を下して、13年ぶりに全国高校総体(インターハイ)出場を決めた。個人の部では加藤颯太選手(3年)が無差別級で3位となり、全国への挑戦権を手に入れた。

 「オーダー一つ間違えていれば逆の結果になったかも。駆け引きがうまくいった」と勝因を話すのは県相撲連盟の理事長も務める朝岡監督(58)。県高校総体の団体戦は2校で争う。

 互いに手の内を知った者同士の対戦だったが先鋒で出場した加藤選手が寄り切りで勝ち、相手の出鼻をくじいた南陽工高がそのまま4連勝。4―1で勝利した。「土俵の中は弱肉強食だが、相手への敬意を忘れない相撲道を学んでほしい。指導者がいない時にも稽古の手を抜かないことが、彼らの力になっている。やるからには勝ちにいく」と朝岡監督は勝負師の顔を見せる。

 高校から相撲を始めた主将の梅舎将太選手(3年)は「初めてのインターハイ。重くて強い選手が多い。技も力も相手が上かもしれないが、心で勝つ」と気持ちを込めた相撲を取る覚悟を話した。

 個人戦にも出場する加藤選手は高校2年から入部し、野球部も兼務している。「体を生かした前に出る相撲で全国レベルの選手に勝ちたい。団体ではまず1勝。個人ではベスト8を目指す」と意気込みを語った。

 直径4.55メートルの円の中で汗をかく。稽古後に食べる監督が握った塩むすびがおいしいと話す部員たちの笑顔が印象的だった。

 彼らの全国での活躍に期待したい。 

 全国高校総体の出場予定選手は次の通り。(敬称略)

 【3年】梅舎将太、加藤颯太【2年】佐藤奏太、田村海輝、山本陽澄【1年】谷本康汰郎

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