2026年06月03日(水)

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スポーツ : 周南市のニュース

【周南市】選抜出場の光高野球部に4人 文武の伝統「周南クラブ」から輩出

  • 長野監督

  • 高校受験を指導するボランティア

 山口県周南市の中学生軟式野球チーム「周南クラブ」が、創立から丸30年を迎える。中学校の部活に励みつつもっと野球がうまくなりたいと考える生徒の受け皿として、これまでに700人以上がプレー。文武両立がモットーで、今春、選抜出場の光高野球部には4人の同クラブOBが名を連ねる。

 1994年に旧徳山市内の菊川、太華、周陽、住吉、鼓南の各中学生20人で発足。野球だけでなく学校生活の向上、勉強との両立を指導方針に掲げ、毎年20人の生徒を受け入れている。これまで6度の県大会優勝を誇り、2015年に全国大会出場を果たした。

 学校の部活動とバランスを取って活動することを念頭に置き、練習は毎週水曜の夕方と土日の午前、午後に津田恒実メモリアルスタジアムなどで実施。12月から2月までの毎週水曜は、卒団した3年生の高校受験のサポートで、ボランティアの元教員らが個別指導、一斉講義を担当する。

苦手なこと、少しは頑張ってみる

 長年、中学校野球部を指導している元教諭の長野功さん(63)はクラブ設立当初から監督を務める。メンバーに「礼儀、あいさつ、全力疾走」の大切さを説きつつ「苦手なことも少しだけ頑張ってみよう」と背中を押す。野球と勉強、日常生活の中でできることを増やし、メンバーそれぞれが個性を伸ばし持ち味を発揮できるよう心がけている。

 毎年ほぼ全員が志望校に合格して高校で野球を継続。現在の光高野球部メンバーで同クラブOBは、2年の升田早人、奥村拓真、藤井啓輔、水津将太の各選手(いずれも岐陽中)。

 主将として3月の甲子園のマウンドに立つ升田選手は同クラブのホームページに「野球を教えて下さるコーチの方々、自分たちをサポートしてくださる保護者の方々がいないと思う存分に野球をプレーできない。技術はもちろん、“感謝〟の大切さを学んだ」と寄稿している。 

 長野さんは「野球を通して自分で考える習慣を身につけ、周りの人から可愛がってもらえる人間になってもらえたら」と子どもの成長を支え続ける。

強い団結力を示すチーム(周南クラブ提供)

試合で活躍するメンバー(周南クラブ提供)

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