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読者の声 : 光市のニュース
[投稿]イベント イン ニジガハマ
読者の声光市先週末、虹ケ浜海岸で、「虹色ウエディング」と銘打った人前結婚式、フラダンスショーなどイベントがあることを知った。ウエディングなどはともかく、フラと越中富山の「おわら」が私の一押し、逃がす手はあるまい。
久しぶりに電車に揺られてみたかったが、衰える一方の脚のために自転車をこいだ。
中学生時代から懐かしい白砂青松の砂浜には2、3百人の観衆、梅雨模様の暮れなずむ海原を背景に、式場を模した小さなゲートが設えられている。
ほどなく式の開始、父親によるエスコートされた花嫁がバージンロードを進み、ゲートで待つ、ついで父親に添われた新郎が花嫁に渡される。見守る観衆の熱気がいやが上にも2人を寿ぎ、2人は人前で永久の契りを誓い、返礼の辞、将来の想いなど述べる。ついで双方の母親の挨拶が終わった途端、にわかに滝のような土砂降り、そんな中でも2人はカメラを持つ人のためにポーズをとり続ける。
やがて雨は嘘のように降りやむ。全員ずぶ濡れの結婚式。天からの祝福の雨だったのかも。こんな結婚式願ってもあるまい。2人の生涯の宝となろう。
2人は松林に設えられた宴席に向かう。次いでお待ちかねの白砂を踏んでのフラ、本場の香が漂う。次いで暗黒の夜空を彩るシャボン玉ショーで締めくくる。久しぶりの濃密な夕刻だった。
予想に反して人前ウエディングがベストだった。グッドラック。=下松市栄町、近藤坂良(93)