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[読者の声]【周南市】案内板前の点字ブロックは「警告ブロック」 徳山駅前再開発の徳山デッキD1に設置
読者の声周南市【問】
山口県周南市の徳山駅前の駅前再開発で建設された徳山商工会議所や金融機関、観光案内所&セレクトショップ「まちのポート」が入るオフィスビル「徳山デッキD1」の1階に点字ブロックがあります。何か、意味があるのでしょうか。
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【回答】
案内板の前に一組だけ置かれた点字ブロック。なぜ設置されているのか、新周南新聞社の記者が周南市役所の障害者福祉課、建築課に取材した。
その結果、日本視覚障害者団体連合のホームページなどによると、この点字ブロックは「警告ブロック」の「点状ブロック」で、危険個所や誘導対象などの位置を示し、階段前、横断歩道前、誘導ブロックが交差する分岐点、案内板の前、障害物の前、駅のホームの端などに設置されているものとわかった。
点字ブロックは歩道などに設置されていて、並んだ線で進行方向を示す「誘導ブロック(線状ブロック)」と、この警告ブロックがある。
山口県では点字ブロックの設置などを進めるため「福祉のまちづくり条例」で、一定規模以上の建物は届け出が必要になっている。今回のビルは届け出が必要な規模ではないが、条例の対象でない場合でも、点字ブロック設置など誰もが利用しやすいユニバーサルデザインを取り入れる建物がある。
このビルは6階建てで1階と、3、5階に多目的トイレを設置し、フロアの段差もなくすなどしている。前出のホームページでは点字ブロックの上に物を置かないように呼び掛けている。設置するだけでなく使い勝手をよくする配慮も必要といえそうだ。