2026年06月09日(火)

コラム「一言進言」

コロナ禍のあれこれ

~3回目接種なぜ遅れる?~

まん延防止等重点措置の期間が終了した。果たしてその効果と、これからはどんな状況になるのか、国もわからないのに一般庶民にわかるわけがない。飲食店からのクラスターもほとんど報告がない中でのまん延防止対策だった。高齢者施設や病院、学校からのクラスター報告はあったが、イベントでの報告はなかった。

感染経路不明も、この地方でも3割から4割もある。むしろ家庭内感染が主流だとも言われた。市中感染が拡がっているという。市中感染とはウイルスが付着したエスカレーターの手すりや、感染者が触った商品を触った人からの感染なのか。もう訳が分からない。

濃厚接触者の定義もずいぶん変わった。昨年までは会社に1人陽性者が出ると、とりあえずその部署全員のPCR検査を保健所がしていた。今は1メートル以内で、マスクなしで15分以上会話した人だけが濃厚接触者として検査を受けさせる仕組みになった。ほとんどの会社は社内でのマスク着用は義務化され、マスクなしでの会話は食事の時ぐらいだ。濃厚接触者として扱われることはまずない。

まん延防止期間でも、昼食時、人気店は相変わらず行列ができた。満席でごった返している店内では、マスクをしたままの会食は皆無だった。昼はよくて、なぜ夜だけはだめなのか。疑問に思った人も多かったろう。まん延防止対策を批判しているのではない。苦境が続く飲食店への救済策としては有効だ。人との接触を気にすることにもつながった。

驚くのは医療機関や高齢者施設で、いまだにクラスターが続出していることだ。一体、国や県は何をしているのだろうか。3回目のワクチン接種を早くから言っていたのに、最も肝心なそういう施設には、まだまだ行き届いていないのだろうか。テレビなどでは今になって「菅政権時代はよくやった」と手のひらを返したようなコメントが続く。

人里離れたところで仙人のような生活をしない限り、日常生活の中では誰しも感染する可能性があるのがわかった。一生懸命働き、家族を大切にし、マスクの着用を忘れず、消毒を心掛け、親しい人とはおいしいものを共有し、買い物も普通に楽しむ生活をした挙げ句で感染したら、風邪をひいたとあきらめる以外にないのかも。

3回目のワクチンを躊躇する人が増えている。副反応で3、4日も苦痛を耐えるぐらいなら、コロナに感染して少し自宅療養したほうがいい、と思う若者がいるのは現実だ。1回目のワクチン接種でひどい副反応を経験した私でも、症のコロナ感染者の話を聞くと悩む。でもこれ以上感染者を増やすまいと心に誓う。

(中島 

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