2026年05月25日(月)

コラム「一言進言」

今こそ地方紙の時代だ

~来年も「日刊新周南」をよろしく~

天皇崩御で日本中がカラオケはじめ宴会を自粛した数日間を今でも忘れない。「日刊新周南」も発刊間もない時だった。40回目の正月を迎える。42年前、父光哲がガンにり患、徳山公論を引き継ぐために帰郷したが、当時は試しのつもりだったので、ここまで地方新聞にのめりこむなど想像すらできなかった。毎日新聞の徳山支局長だった橋詰隆康氏を口説き、「日刊新周南」を立ち上げた。

怖いもの知らずのまま奔走した。結局117社、個人の協力者を得て、創刊にこぎつけた。徳山公論の配達をしてくれていたろうあ者でもあったT氏、こよなく新聞を好いてくれて、良くへそを曲げて新聞配達を休んだが、創刊の話に涙を流して喜んでくれて浄財を出してくれた。

山田石油の山田宏社長に相談に行くと、「この商売は2億円ぐらいないと続けるのは困難だ」と言われ愕然としたが、案の定4,000万円余りの協力を得たが、台所は火の車で、何度発行を辞めようと思ったことか。山田社長の読みの深さに妙に感心していたのを思い出す。

山口県は全国でも珍しく中国新聞のような県紙がない。大きな中核都市がないせいで中国新聞や西日本新聞のように県内の新聞シェア7割、8割を占める県紙がないため、「宇部日報」「ほうふ日報」など多くの地方紙が頑張っているのも山口県だけだ。ネット社会になって、全国のニュース、世界のニュースが瞬時に見られる世の中だ。足元の地域の情報はテレビのローカルニュースか、地方紙だけになってきた。大手新聞社は記者を大幅に減らし、県版でも周南地域のニュースは数えるほどしかない。

コミュニケーションを潤滑にするには、多くの確かな情報を持つことが大切だ。生保のトップセールスの人は「日刊新周南」をよく読んでいる。地域のことを知ることが行動範囲を広げる。自画自賛で気恥ずかしいが、地域で生活する人には絶対にプラスになると断言する。

今後もますます良質な情報を発信し、地域を元気にする源の一つになることを確信している。設立当初は企業の記者会見に参加すると、大手メディアの記者クラブから「日刊新周南」が参加するなら出席しないとひどい圧力も受けてきたものだ。昨日まで編集局長がみんなの仲間であってもだ。

「徳山公論」からだと来年は78年になる。自信と誇りをもってこれからもためになる情報を発信することを誓う。何とかバンザイせずに発行を続けてきたが、私も社長を引き、次の世代がこの重荷を背負う。何卒、来年からも「日刊新周南」を支え、応援して頂けることを願うばかりだ。来年も良い1年を願う。

(中島 

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