2026年04月13日(月)

コラム「一言進言」

中国新聞のアンケートも拒否

北村候補圧勝の予想は不動か?

少数与党になって初めての参議院選が始まった。全国紙の見出しは過半数死守かなど与党の苦戦が伝えられる。しかし、ここ山口県は与党自民党に危機感は感じられない。野党が4人も出馬、候補者の絞り込みに失敗した。全国で地殻変動が起こっても、ここ山口県は全国紙、週刊誌共に予想は自民党勝利だ。

明治維新を起こす起爆剤的な拠点となった山口県がなぜここまで保守王国となったのか、県民資質によるものなのか、一体なぜなのかわからない。変化を拒む体質になったのはなぜか。平井龍知事時代、最後に知事選に挑戦した保守系候補は故松岡満寿男元光市長だけだった。当時平井天皇と呼ばれるぐらいの絶対的な権力を誇っていたが、「このままでは山口県は衰退するだけだ」と手を挙げた。

当時藤井律子周南市長の夫君、故藤井真県議ともう一人ぐらいしか松岡さん側にいなかった。それでも最後は僅差まで詰め寄った。県民の中にも古い山口県に対する不満が充満していたことが立証できた。記憶の中ではその時が初めで最後の変革を求める動きだった。

その後は、柳居俊学県議会議長に代表されるように、旧態依然の姿を守ることに熱心な山口県の政治構造が続く。高齢化率も、人口減少率も全国の中でワーストに入る順位だ。県庁マンが政治運動して副知事が辞める羽目になっても微動だにしないのが山口県だ。維新の源になった県民はどこへ行った。「維新」の名前がついた施策と施設だけは増える。

選挙に行くことさえあきらめる地域に未来はない。連休の中日に投票日を持ってくる愚策に反応もない。しかし、民主主義は残酷だ。結果が全てで投票結果が全てだ。国民が選んだ結果に従うのは当然だ。得票が全国民の40%台であっても勝った政党にすがって生きていく。

なぜこんなに生活に困窮しているのに投票に行かないのか。昔は投票に行かない人は町内の中で異端児扱いする雰囲気さえあった。ムラ社会が崩壊する中、選挙に行かない人が急増した。他人との関りが少なくなり、投票に行く人が減ったのではと感じている。情報はあふれているが投票行動には関係しない。

当選が最も有望視されている北村経夫氏だが、こんな小さな新聞を発行している立場から見ても愕然とする現象も見た。中国新聞が全候補者にアンケートを実施したが、北村候補は簡素な回答だけだった。「日刊新周南」の国会議員動向欄への協力も拒否してきた人だ。元産経新聞記者が売りだったはずだが、どんな記者だったのだろうか。

(中島 

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