コラム・エッセイ
No.879 『今なぜGoTo トラベルか!』
伊藤博之の釣れ釣れ談議緊急事態宣言発令で国民に自粛を要請、大多数の国民が政府の自粛要請を聞き入れ、自粛し始めたのが5月のゴールデンウイーク前でした。国民がゴールデンウイークの大移動をやめ、自粛した努力でコロナの感染拡大は弱まりました。発令前3ケタの感染拡大となっていたコロナが感染拡大を弱め、2週間後には2ケタに急落。日々新聞に出る各都道府県の感染者数の減少に胸を躍らせていました。
そして経済を動かすため緊急事態宣言が少しずつ緩和され、感染者数も少しずつ拡大開始。東京を中心とした神奈川、千葉、埼玉県エリア、大阪府、兵庫県エリア、福岡県エリアへの自由な往来が可能となり、感染者数も戻り始めました。
7月に入ると全国で日々の感染者数は3ケタに逆戻りです。数字は日々上昇して数の位もとんとん拍子で上っています。コロナ感染者数が増えるとだんだん自分にもコロナが近づいてくるようで、新聞やテレビで今日の感染者数を知るたびに、血圧が上昇しそうな思いです。
政府の緊急事態宣言で国民が懸命に努力し自粛を守っていたのが元の木阿弥。宣言が解除したことで国民はコロナが収束したかのごとく自粛のストレスが大きく爆発してしまい、自粛呪縛を洗い流すかのごとく、特に若い方々は夜の街へと引きつけられて、夜の街からクラスターがあちらこちらで発生。知事さん方がテレビ報道で夜の街での若者の感染者急増が叫ばれているのはご存知のことと思います。
東京の小池知事、大阪の吉村知事が連日テレビで夜の街への外出自粛を懸命に呼びかけられますが、都会の夜は自粛なにするものぞと言わぬばかりに若者を引きつけています。
若い人は免疫力が強く、無症状の人も多くいて、症状が出ない無症状感染者が知らぬ間に急増。その無症状感染者が一番厄介でして、症状が無いので自分がコロナ感染者だと思わず元気にあちらこちらと飛び回り、知らず知らずコロナ噴霧器と化してウイルスを拡散。ウイルスをいただいた若者には症状が出る方もいて、コロナ感染とわかっても感染場所がよく分からない状態となっているのが大都会での状況だと思います。
この感染状況の中、日本政府のどなたの発案か知りませんが「GoToトラベル」と呼ばれる日本全国を補助金つきで旅しようという政策が始まりました。お年寄りはコロナへの恐怖からおでかけを自粛された方が多かったようですが、若い方々は「コロナでは死にません!」と「GoToトラベル」に参加。ところが参加した本人が感染者でコロナ噴霧器となられた方も多く、日本全国でコロナを発射。
沖縄県宮古島を旅した東京の男性は道中は症状がなく体温検査もパス、宮古島で発熱し、島の診療所ではコロナの対応が出来ず、クラスターが発生して6人が感染です。
島民の年齢も高く80%が高齢者、島全体がコロナ恐怖で震え上がりました。沖縄県の対応が早く、死亡者は出なかったようですが、もし死亡者が出たら責任は「GoToトラベル」を承認し発令した日本政府にあるのかな。フランスでは政府を相手の裁判が急増とか!
(県磯釣連合会最高顧問)
