コラム・エッセイ
No.880 『光の見えたコロナ もうひと踏ん張りだ!』
伊藤博之の釣れ釣れ談議山口県で新型コロナ感染者の第1号が出たのは、3月の中頃だったと思います。それから5月5日に37番目の感染者が出るまでの1カ月半くらいの間にぽつりぽつりの状態で感染者が出ていましたが、政府の緊急事態宣言発令でゴールデンウイークの人の移動を止め、5月6日から7月15日までの約2カ月半は感染者0が続いていましたが、あの自称ユーチューバー「へずまりゅう」のおかげで0行進はストップ。7月16日、山口県に再び感染者が登場となりました。
「へずまりゅう」関連のクラスターは食い止めたのも束の間、その後、政府の方針で全国一斉に感染拡大の波が襲います。それは安倍首相肝煎りのGoToキャンペーンです。
疲弊した観光地を救うべく、政府の政策の「GoToトラベル」。政府が国民に補助金を出して「どうぞ、お出かけ下さい」と後押しするキャンペーン。各府県の知事さんは報道を通して不要不急の外出は自粛を呼びかけ、感染拡大を抑えようと切実な思いで頑張っている時に、政府は「旅に行こう、日本全国へお出かけ下さい」を奨励です。
3密を守り、ソーシャルディスタンスを取り、マスクをつけて、さあ行こう旅へ!政府と地方行政の食い違いに国民は戸惑うばかり。コロナで死なないと思っている若者はGoToキャンペーンに便乗し、コロナ恐怖で怯えている高齢者の方々は巣籠りへ。いくら3密を守り、ソーシャルディスタンスを取り、マスクをつけていても、人との交流が多くなれば感染拡大のリスクが高くなるのは必然です。
7月1日から15日までの7月前半で全国の新規感染者数は4154人、死亡者数は11人。16日からの7月後半は新規感染者数1万3,154人、死亡者数は28人。感染者は3倍、死亡者は2.7倍に拡大しています。
政府もGoToキャンペーンが実施されれば感染者、死亡者が拡大すると考えられていたと思います。その数が想定内なのか、またどのくらいまでが想定内なのか数字は示されません。安倍首相はいつも重症者数が医療許容範囲と話され、政策は続行を示唆されるだけです。
8月に入っても10日までの10日間で新規感染者数は1万3,296人で1日平均1,330人、死者は41人で1日4人になります。8月10日の時点で総感染者数が4万8,992人です。5万人はすぐ突破することでしょう。死者は1,053人で感染者に対して死亡率は2.19%です。
しかし7月の新規感染者数は1万7,313人で死者は39人。新規感染者に対しての死亡率は0.31%、8月に入ってから10日までの死亡率は0.21%と急落しています。重症者に対して治療が改善したのと「レムデシビル」など治療薬の効果が上がっていること、また近ごろの新規感染者は若者が多いので重症化しにくいことも死亡者減少の理由のひとつかもしれません。
しかし感染拡大で高齢者に広がるリスクも高いです。お盆が明けたら日本全国コロナ感染者急上昇にならぬことを祈っています。
ワクチンの開発も目前です。不要不急の外出は自粛して、もうひと踏ん張りです。
(県磯釣連合会最高顧問)
