コラム・エッセイ
No.883 『安倍首相辞任』
伊藤博之の釣れ釣れ談議7月後半、日本経済のコロナ復興政策の目玉の一つとして実施された「GoToトラベル」。この政策を説明するために報道関係者を前に話される安倍首相の顔をテレビで見た時、大変にお疲れの様子を感じました。その時は新型コロナウイルス対策の対応で、さぞかしお忙しく働かれているのだろうと思いましたが。
毎日水中ウオークでリハビリに通っている「アクス」の友に「安倍首相は最近、えらく疲れた顔をしているね」と話すと「安倍さん、どこか身体が悪いようよ」との返事でした。その時は気にもせず「そうなんだ」で終わりました。
ところが1カ月後、まさか「安倍首相辞任」の言葉が出るとは思ってもいませんでした。総理大臣在籍連続7年8カ月、安倍首相の伯父の佐藤栄作元首相を抜いて史上第1位の在籍記録を達成されての出来事でした。
安倍首相が指定難病の潰瘍性大腸炎と呼ばれる病気をお持ちとはびっくりでしたが、首相は第1次政権で2007年にこの持病の潰瘍性大腸炎の悪化で突如退陣され、その時は即入院されたと思います。新薬の登場で持病は完治したと思われていたのですが、新型コロナウイルスからの大きなストレスが眠っていた持病を覚ましてしまったようです。
潰瘍性大腸炎は、大腸に炎症が起きて粘膜が傷つき、ただれたり傷ができたりする病気で、腹痛、下痢、血便などが主な症状のようです。欧米で多く日本でも患者が増えてきていて、全国で推定約22万人いるようです。
安倍首相の持病の発症は17歳の時だそうです。今も発症原因はわかっていません。生命には直接関わりませんが1日に何度もトイレに駆け込んだり、強い腹痛、そして体力の消耗。本当に厄介な難病だそうです。精神的、肉体的にも激務な仕事は命を縮めることになりかねないとか!
辞任の会見で「病気と治療を抱えて体力が万全でない中、政治判断を誤ることがあってはならない」と説明されました。また「治療薬が病状を抑えている間は首相としての職務は続けます。政権の空白は決して作らない」と話されました。
日本の総理大臣として国民に対してできる限りの責任を持って次期新政権に引き継ぐ、どん底だった日本経済をアベノミクスで建て直し、世界外交で日本を世界が認める国に押し上げ、世界の安倍と言われる政治家に病気での辞任を世界が惜しむ偉大なる政治家、安倍晋三さん、残念です。
アメリカのトランプ大統領、中国の習近平主席、ドイツのメルケル首相、イギリスのジョンソン首相、フランスのマクロン大統領、韓国の文在寅大統領、イタリアのコンテ首相、台湾の蔡英文総統など多くの世界の名だたる方々から安倍首相の世界での政治活動を称賛、残念がる声と1日も早い治癒の言葉がニュースで知らされました。
潰瘍性大腸炎は新薬も出来ているようです。新政権が立ち上がったらゆっくり養生されて元気に復帰、世界平和のために御尽力下さい。
山口県が誇れる偉大な政治家、安倍晋三!
(県磯釣連合会最高顧問)
