コラム・エッセイ
No.861 『今!若者の自粛が コロナに勝つ!』
伊藤博之の釣れ釣れ談議3月20日、大阪府の吉村洋文知事がテレビで22日までの3連休は大阪府、兵庫県の両府県での往来の自粛、イベントの自粛を呼びかけました。その呼びかけに対しての視聴者の声は「春休みなので出掛けて遊びたい」と大学生風の若者。「お墓参りに行こうとは思っているのですが」と50代の男性。「仕方ないですよね、迷惑はかけられませんので我慢します」と60代の女性。
年代により新型コロナウイルスに対する考え方の違いがよく分かる返答だと思いました。若い方は死亡率も低く症状も軽いです。中年は軽症者も多いが重症者もあり、死亡者も出ています。お年寄りは軽症の方もいますが、重症や重篤になる人が多く、特に80歳以上で疾患をお持ちの方は感染すると死亡率が20%以上、感染者の5人に1人は亡くなられているのが現状のようです。
若者は元気で行動範囲も広く、賑わう人ごみの中が好きですからコロナウイルスと出会う確率も高く、感染しても症状が出ない人も多いため、しっかりウイルスを撒いてくれます。大阪のライブハウスでのクラスターの増大が然(しか)りです。ライブに行ってウイルスを持ち帰り、数県で感染者が出ています。その感染者が新しい感染者を増やしています。
一番自粛していただきたい若者が「春休みなので遊びたい」。この返答に大阪府、兵庫県、その近郊の府県がパンデミックにならなければと思いました。
吉村大阪府知事の発言の裏には20日の国の新型コロナウイルス対策本部会議での緊急対策案の文書を厚生労働省が大阪府と兵庫県に公表されたからでした。その文書にはこのままだと4月3日の時点で両府県の感染者は3,374人になり重症者は227人に膨らむ可能性があるという専門家の試算がありました。
2〜3日で感染者数が2倍以上になる指数関数的な増加はオーバーシュート(爆発的患者急増)と呼ばれ、現在、欧州や米国の各地で発生しています。日本の感染者数は10日で2倍に増える、ゆるやかな増加傾向だそうですが、現在見えているクラスターとの関係性が見えず、感染源が不明な感染者が増えれば、国内でもオーバーシュートに繋がる可能性があると専門家は警戒しているようです。大阪のライブハウスでのクラスターで解明できない点があるようですね。オーバーシュートを防ぐクラスター対策や重症患者の増加に備える医療体制の強化が欠かせないと国から大阪府、兵庫県への通達だったようです。
20日午後9時30分現在、大阪府の感染者は昨日より4人増え123人、兵庫県は8人増えて101人、合わせて224人。東京では22日、昨日より感染者は12人増え、その中の6人は感染経路が不明とか。感染経路不明の感染者が増大するとオーバーシュートに繋がる可能性が高くなるようです。
北海道ではイベントでのクラスターは封じ込めたようです。東京、大阪の日本の2大都市でオーバーシュートすれば日本沈没かな。日本の若者諸君、あなたたちの未来が沈没ですよ。今一番の自粛は若者の皆さんです!
(県磯釣連合会最高顧問)
