コラム・エッセイ
No.864 『今なぜ自粛か、 後悔の前に!』
伊藤博之の釣れ釣れ談議新型コロナウイルスへの対応で日本政府は4月7日、東京、千葉、神奈川、埼玉、大阪、兵庫、福岡の各都府県に緊急事態宣言を発令しました。3月の初めころから政府・都道府県の知事さんが不要不急の外出は自粛して欲しいとテレビであれだけ呼びかけているのに一向に成果は上がらず、上がるのは感染者数と死亡者数。
新型コロナウイルスが中国でオーバーシュートした時に感染者の80%は軽症、15%は重症、5%が重篤。なかでも若者は免疫力が高くほとんどが軽症ですが、重症、重篤者の多くが高齢者で、持病を持った人の死亡率は20%以上。高齢者が感染すると5人に1人が亡くなられているようです。
若者の中には症状も出ることがなく抗体ができて直る人もいるようですが、陽性になるとウイルスは体内で増殖して体外へ拡散されます。若い人は症状もなく、自分で新型コロナウイルスにかかっている自覚がないのが困ったことで、これが大きく感染拡大した原因の一つでもあります。若者にはあまり怖くないコロナですが、年齢があがるごとに取り付かれると恐怖の死神ウイルスとなるのです。
第一次世界大戦の時、パンデミックになったスペイン風邪は年齢にかかわらず死亡率が20%で、1億人もの方が亡くなりました。今、新型コロナウイルスは高齢者にとっては死亡率が20%ですから、スペイン風邪と同様な恐怖の死神なのです。
4月7日、緊急事態宣言発令後の安倍首相が「現在感染が拡大している地域にいる若者の皆さん、全員が新型コロナウイルスにかかっていると思って下さい」と説明しました。若い方は悪くても軽症です。重症、重篤になることはありません。都会ほど軽症者の方々にホテル、ウイークリーマンションなどを行政が確保していて、その上医者、看護師の方々も近くに手配されています。
感染していても症状がなく、自分は大丈夫と思って地方に帰り、家族の中の高齢者のおじいちゃん、おばあちゃんに新型コロナウイルスを感染させて取り返しのつかないことになったら、あなたは一生、罪の意識を背負うことになりますよ。地方に帰るなら自分1人で隔離して14日間過ごす覚悟で帰省することです。
地方へ帰ってから感染が分かっても病院もままならず、保健所の追跡調査、地方ですので色々な風評もあります。感染が発覚すれば地方では必ず噂がたち、家族全員が村八分的な地獄となりますよ。
今、海外でも帰国して感染を拡大させた方々に対してパソコン、スマホでのSNS、ツイッターなどによる誹謗、中傷が凄まじく、これが社会問題となっています。都会で出ているお子さんが帰省を希望される時、親御さんはお子さんの14日間の隔離を考えてご返答されることです。まただまって帰ってきた時は、必ず保健所に相談されることです。
そして感染が高い密閉、密集、密接の3密は必ず避けること。人との接触を少なくすることが、コロナ感染を減少させる最良の策なのです。自粛が最大のコロナ撃退の兵器です。日本国民全員が自粛を理解して死神、コロナと戦いましょう。今はわがままを抑え、自粛が美徳です!
(県磯釣連合会最高顧問)
