2026年07月08日(水)

コラム・エッセイ

No.908 『今こそ世界へ 日本人魂を!』 

伊藤博之の釣れ釣れ談議

 3月25日、東京五輪の聖火リレーがスタートしました。聖火は福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」を午前9時40分ごろに出発してトーチを掲げたランナーが福島県の太平洋側を巡って走り出しました。

 東日本大震災から10年。復興への思いと人類がコロナに屈せず乗り越える思い、そして世界の平和とスポーツの祭典、東京オリンピック、パラリンピックの無事な開催へ願いを込めてトーチの炎は走ります。

 これから121日をかけておよそ1万人のランナーが47都道府県859自治体を走るのです。山口県は予定では5月13、14日が通過日となっています。

 聖火は最後に関東方面を巡り7月23日、東京の国立競技場での開会式で聖火台に届けられます。この聖火リレーの今一番の難題は新型コロナウイルスです。

 緊急事態宣言が解除となり、自粛生活で溜まりに溜まったストレスが爆発。その上に桜花爛漫が後押し、息抜きの「おでかけ」。それでなくてもコロナの減少に底が見えている時の解除宣言でしたので、感染が日本全国で広がりました。

 政府の感染拡大の想定内数値がどのくらいなのか知りませんが3月14日から20日までの1週間の新規感染者は全国で1日平均1262人、解除後の21日から27日までの1週間は1日平均1625人で363人の増加となり、入院患者もそれだけ増加しています。

 このままでいけば感染拡大の膨らみが早く4月末には2万人以上の感染者拡大となり、再び医療崩壊の危機が叫ばれるのではありませんか。2回目の緊急事態宣言発令前の1月中ごろのように、1日の新規感染者に5千人以上の数字が発表されるのではないかと不安です。

 その上変異株ウイルスも出て、1日に1万人以上の感染者が出ると聖火リレーもストップになるのではないかと大変不安に思っています。今は東京オリンピック、パラリンピックを成功させ、日本人魂を世界に見せる良い機会です。今一度、自粛ストレスを抑え込み、忍の一字でコロナに勝ち、世界のスポーツの祭典を大成功に導く。これが今、日本国民がなすべき日本人魂だと思うのですが!

 日本のコロナは欧州の国に比べて人口は倍以上なのに感染者数は10分の1から6分の1、死亡者は10分の1から8分の1です。日本人魂の中に「耐え忍ぶ」のDNAがあるからだと思います。

 東京オリンピック、パラリンピックの成功はコロナに勝つことです。勝つには耐え忍ぶ我慢の精神です。ワクチンの光も今、目の前まで来ています。今年は桜もコロナでゆっくり愛でる気持ちの余裕がありません。「桜で一杯、いいなあ!」と思うのですが、友がいてこその盛り上がりです。頭をよぎるコロナに現実に戻されて、今年も我慢の桜でした。

 菅首相いわく「私は国民の安全と暮らしを守る義務がある」と。安全を守るため緊急事態宣言発令、暮らしを守るため緊急事態宣言を解除。コロナは諸刃の剣。これに勝つには自粛の剣かな!この剣、少々錆びが出てきました。今一度、研ぎを入れてガンバロウ!

(県磯釣連合会最高顧問)

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