コラム・エッセイ
No.891 『経済か、安全か、選択は!』
伊藤博之の釣れ釣れ談議アメリカ大統領は民主党で前副大統領のバイデン氏に決まりそうです。コロナ禍の中、大接戦の選挙戦で、勝敗はコロナで決まりました。コロナ拡大を抑えての郵便投票が投票率を上げ、そしてこれまでにない投票数でバイデン氏が選ばれましたが、トランプ氏にも前回より多くの票が集まったようです。
投票日から5日過ぎてバイデン氏の当確が発表され勝敗が決まったのですが、トランプ氏は選挙に言いがかりをつけ、選挙は終わってないと声を上げています。さすがトランプ氏、トランプ氏ならありかもと思う行動を取っています。
世界で1番の先進国、アメリカでの大統領選挙で不正はあり得ないと思うのですが、トランプさん!大統領選挙でもし不正があれば、アメリカの大きな大きな恥と思うのですが!
アメリカファーストで4年間、良きにしても悪しきにしてもアメリカの舵取りをされてこられたトランプさん。大統領の権力を使いここまで強引にすると実業家大統領としてのトランプさんの4年間の素晴らしいアメリカファーストの実績が消えてしまいますよ。トランプさん、あなたが負けたのはコロナです。
経済よりコロナが優先だったのかもしれません。米国民の大統領選挙での1番の関心はコロナ対策で37%の国民が待ち望んでいたとか。コロナを抑えながらある程度の経済活動の拡大は必要ですが、コロナが拡大すれば経済を抑えるしかありません。ワクチンが出来てコロナを完全に封じ込めるのにはまだまだ時間が必要です。
米国で第2波の波が大きくなりだしたのは10月に入り、大統領選が活発になってからです。テレビで見たのですが、トランプ氏の選挙集会は密集、密接の集会で多くの人がマスクをつけていません。バイデン氏の選挙集会は広い場所に車での参加。密集、密接を避けてソーシャルディスタンスをとり、参加者もマスクを着用。コロナに対する考え方の違いを表す集会でした。
実際、トランプ氏がマスクをつけ始めたのは本人がコロナに感染して九死に一生を得てからです。トランプ氏は経済優先でコロナをみくびっていました。バイデン氏は人命優先、国民を守るのが大統領として最優先の仕事と考えているのだと思います。
経済かコロナ対策かで各国の多くのリーダーが迷わされました。国民はコロナ対策を通してリーダーを見比べています。アメリカでの選挙結果は、これから各国のリーダーを選ぶ試金石になると思います。経済か国民の安全か、真のリーダーはどう理念を持つべきかを問われる選挙となることでしょう。
アメリカは今、コロナ感染者数が1千万人、死亡者数25万人が目前です。世界の感染者、死亡者の20%に当たりコロナもアメリカファーストです。人口はおよそ日本の2.6倍です。日本でのコロナ感染者数は10万人少々でアメリカの100分の1、死亡者は1,800人少々でアメリカの140分の1。ですが1人でも死亡者を出せば同じです。国は国民の安全を守るのがファーストですよね!
(県磯釣連合会最高顧問)
