コラム・エッセイ
No.867 『1人の馬鹿で コロナは蘇る』
伊藤博之の釣れ釣れ談議東アジアの国の中では台湾が早々に新型コロナウイルスの封じ込めに成功しました。「サーズ」での経験から中国武漢市に新型コロナウイルスが発祥してまもなく蔡英文総統の下、まず中国からの渡航者を止め入国時の検査の強化、随時に入出国者の制限と禁止。コロナの感染は発生したものの素早い対応で抑え込み「マスク」「手洗い」「うがい」や「密閉」「密集」「密接」の3密を国民に徹底的に指導。
そしてマスクは国が管理し国民に公平に配分、クラスターが発生してもスマホで追跡できるアプリの開発など、素早い抑え込みで感染者も少なく死者は無いのではと思いますが(あっても数人かな)経済の封鎖も無く、蔡英文総統の思い切った采配で台湾は経済のダメージも受けず、国民を守った総統の支持率は10ポイント以上も上昇して70%を上回るほど。コロナから台湾国民を守った英雄です。
次に新型コロナウイルスの収束に成功したのが中国です。コロナ発祥の国で、世界で最初に感染がオーバーシュートした国です。感染者は9万人近く、死者は4,500人を上回り、3月の中ごろから日々数千人単位で感染者が増大。政府の強力な力で1千万都市の武漢市を丸ごと封鎖のロックダウン。電車、高速道路や他に通じる道路、国内外すべての飛行機などの封鎖、そして1週間で建てるプレハブの医療施設。中国各地から送り込まれた医療従事者は万単位の人数です。医療用備品も充実。まさに物量作戦で、テレビ映像を見るたびに、中国でしかできない新型コロナ封じ込め戦争だと思いました。
今はほとんどの経済活動が動き始め、上海のディズニーランドも予約制で開園しました。習近平主席にしかできない大胆な手法かもしれませんが、新型コロナウイルスを大鉈で一刀両断の収束。一時は中国13億人、何百万人に感染かと世界中が不安な目で注視していましたが、2カ月半で収束へ。中国国民には神様のように思われている習近平主席だと思います。
トランプさんは色々とご立腹の様子ですが、新型コロナウイルスが研究所だろうが武漢市の市場からだろうが発祥は中国で間違いないので、世界が収束に向かえばいずれ新型コロナウイルスについて中国は納得できる弁明をしなければいけないと思うのですが。中国のコロナの死者は5,000人弱。アメリカは10万人近くになるのではないかと言われていますので、トランプさん、気持ちは収まらないでしょう。
3番目に収束したと思われたのが韓国です。「マーズ」の経験から対応が早くPCR検査も充実。宗教団体の集会でビッククラスターが発生。感染者は万の単位で医療パニック寸前まで行くがPCR検査で感染者を隔離。韓国では医者には徴兵がなく、その代わりに何年か地方医療に従事しなければならず、コロナ対応にはそんな医療従事者を集めたそうです。
4月中ごろには感染者、死者とも急激し、月末には飲食店も3密を守って再開しましたがつい先日、感染した20代の若者がナイトクラブや居酒屋での梯子酒によるクラスターの発生で100人を超える感染者。今、韓国は大パニック。コロナ勝利で文在寅大統領の与党大勝利も元の木阿弥ですかね。
(県磯釣連合会最高顧問)
