2026年08月22日(土)

コラム・エッセイ

No.840 『トランプさん地球ファーストです!』

伊藤博之の釣れ釣れ談議

 台風17号は大型で風速も40メートルと強い力を持って山口県にとっては一番悪いパターンの進路で北上して来ました。対馬海峡に入ると進路が少しずつ東寄りになり、暴風圏が山口県を包むようになり、また暴風圏の中心が山口県寄りへとなって、22日の深夜が近づくころには風音もゴーと強くなりました。23日の1時ころまでは雨戸もガタガタ不気味な音をたてて揺れていましたが、台風の速度が時速35キロに早まり、ふと目が覚めた午前3時ころには風音もなく、台風は通り過ぎて日本海へ抜けたようでした。

 台風17号は大きな災害をもたらしませんでしたが、山口県内で約2万6,400戸が停電しました。周南地区でも約2,200戸が停電しましたが、23日の夕方までには県内全部が復旧しました。15号のすぐ後の17号で停電した時はいつ復旧するのかと頭が真っ白になられたことと思います。とにかく大きな災害にならず良かったですね。我が家は朝、外へ出るとアジサイの植木鉢が7鉢倒れた程度でした。また昨年、大阪近辺で大暴れした台風21号の損害保険金は1兆円以上だったとか。今回の千葉県で大暴れした台風15号で、保険会社は頭を痛めていることでしょう。保険金は1兆円以上かも!

 近年、台風や豪雨がだんだんと大きく強烈になり、被害が大きくなっていると思いませんか!猛暑、熱中症と呼ばれる言葉が夏には毎日聞かれるようになってきて、自然の営みが変わったように感じます。地球の気温が上昇していると感じませんか。

 地球温暖化で地球の海水温は上昇、また猛暑で日本近海の海水温もますます上昇しています。そのため台風15号、17号と日本近海に入り巨大台風に変身しています。猛暑で蒸発の水分が大量に集結して大きな厚い雲になり、日本列島を通過する時には豪雨となって地上へ戻ります。

 世界各国で旱魃(かんばつ)に豪雨に猛暑です。巨大化した台風やハリケーンと地球温暖化による自然の猛威が襲来しています。ヨーロッパで産業革命が始まり、石炭や石油、天然ガスなどを燃焼させる力で人類の文化的生活を向上させてきましたが、この資源は燃焼することで多くの温暖化ガスを排出します。このガスが太陽光線の強力な熱を遮断しているオゾン層を破壊するので地球の温度が上がってきているのだそうです。温暖化ガスは二酸化炭素で燃焼の時に排出されます。このガスは地球上の植物や海草などが吸収してくれるのですが、アマゾンや海の開発で植物や海草の減少したことも大きな問題です。産業革命から地球の温度は1度上昇しているそうですが、1度の上昇で北極や南極の氷、そして多くの氷河も溶け、太平洋の島々の国では水没が始まっています。また北極のシロクマも絶滅の危機とか。

 自分たちの世代はどうにかまだ現状維持できると思いますが、今世紀末には気温が4.5度も上昇するとか。地球は人類が住めない環境になるかも知れません。スウェーデンの16歳の環境活動家、グレタトゥーンベリさんが国連総会での気候行動サミットで演説した通りだと思います。

 国々で関税合戦など覇権争いをしている場合ではありません。このままでは地球は死の星になってしまいます。神がつくられた地球を人類は小さな覇権のため、生存できない場所にしています。そうなることを、この16歳の少女は知っています。アメリカに風速80メートルの超巨大ハリケーンが襲来する前に腰を上げて下さい、トランプさん。

(県磯釣連合会最高顧問)

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