コラム・エッセイ
No.863 『あなたの思い遣りが社会を守る!』
伊藤博之の釣れ釣れ談議1月は行く、2月は逃げる、3月は去る。光陰矢の如しですが、つい先日、テレビに映し出されるダイヤモンド富士で幕を明けた令和2年、2020東京オリンピック・パラリンピックの年。
半世紀を越えて順番が回ってきた、日本で2度目の世界最大のスポーツの祭典、東京五輪の大成功に日本中が燃えて迎えた2020年でしたのに、3カ月が過ぎるには過ぎました。いつも過ぎた時は早く感じるのですが、なぜか今年は時間が遅く感じられます。それは1月中ごろから世界を騒がせ始めた新型コロナウイルスの出現です。
当初、中国だけで収まる、いや中国なら収めることができると全世界の人々が思い、信じていた新型コロナウイルスでした。中国は発祥の地、武漢市を丸ごと閉鎖したのですが、時期すでに遅かったのか?中国のゴールデンウイーク、春節の時季と重なり、感染した人が春節の休みを利用した海外旅行に出発したのです。新型コロナウイルスに感染していると知らず世界へと出発した多くの中国国民の体内でウイルスは増殖され、行く先々の国で、また中国国内でも感染の拡大となりました。
武漢市の市場で発祥したクラスターが、春節の長期休日した中国人の大移動で、その中のほんの一握りの感染集団の方々の媒体で100以上の国と地域に拡散しました。今や感染者が200万人に向けて増え続いています。
死亡者も10万人を超える勢いと化している新型コロナウイルスです。武漢市の市場から発祥したウイルスが全人類を恐怖に陥れる巨大な死神へと化けています。人類はこの巨大化した化け物を退治できるのか。
人類は今日までペスト、コレラ、スペイン風邪、エイズ、サーズ、マーズなど、多くの人類に手を伸ばす死神を払い除けてきました。人類は必ず新型コロナウイルスを抑え込むことができると思いますが、抑え込むまでの時間が長くなればなるほど、ウイルスの犠牲者が増えることが心配です。
今、人類がこれまでに開発してきた薬で、今回のコロナウイルスに効果のある薬が浮上してきています。「アビガン」はインフルエンザウイルスに効果があり、中国では多くの感染者に投薬されたそうです。エイズウイルスに効果のある「カレトラ」。動物実験でサーズやコロナウイルスに有効とか。エボラ出血熱に効果のある「レムデシビル」は動物実験でマーズやコロナウイルスに有効とか。
ぜんそくの薬「オルベスコ」は今回の患者に投与した観察研究で有効の可能性が出ています。急性膵炎の薬「ナファモスタット」はウイルスの侵入を効果的に阻止する可能性があります。今、この5種の薬が新型コロナウイルスへの効果の臨床試験が開始されています。6月には結果が出るとか。1日でも早い臨床試験でのパスを祈っています。
心配が時を長く感じさせるのかもしれません。4月に入り、新型コロナウイルスは世界中で最悪のピークの状態に入りつつあるとか!4月7日、日本も緊急事態宣言が発令しました。自分や自分の大切な人を守る、社会を守る!一人一人の思い遣りがコロナを倒す。
(県磯釣連合会最高顧問)
