コラム・エッセイ
No.830 『一言で世界が動くトランプマジック』
伊藤博之の釣れ釣れ談議参院選は与党の自民党、公明党で改選過半数の63議席を上回り、与党が勝利。政権存続となり、安倍晋三首相の通算在職日数は11月には通算在職日数1位の桂太郎を抜き最長となります。安倍首相の長期政権が続いているのは選挙に強いことだと言われます。民主党から政権を奪還した2012年の衆院選も含めて、衆院選は3勝。参院選も今回を入れて3勝となります。
強い与党と言われますが、民主党政権があまりにも悪かったので国民は戻りたくない思いが強く、まずまず順調に前へ進む現政権を選んでいると言う声もあります。重箱の隅をつつくような野党の質疑応答には、これが国会での質問かと疑問にさえ感じる時があります。
アベノミクスでの大胆な金融緩和などで国内景気を好調にしているのは確かです。ただトランプさんが米国大統領になって世界の経済が少々狂ってきたのも確かだと思います。米中の貿易摩擦を源として世界経済は大きく揺れています。
自由貿易で世界のグローバル経済は大きく成長してきたのですが、トランプ大統領のアメリカファーストでアメリカは保護貿易へ、関税を武器に脅しの交渉。世界で一番買い物をしてくれるアメリカは一番の消費大国です。
お客様に逆らえないのが多くの国々です。日本も参院選が終了してこれから日米の通商交渉が大詰めとなりますが、安倍首相の友人、トランプ大統領との交渉や如何に!仕事と友は別物と言いそうな政治家でなく、実業家のトランプ大統領は来年の大統領選に向けてアメリカファーストですかね!
また、安倍首相の長期政権の利点として挙げられるのが外交での存在感の高まりです。主要7カ国(G7)の首脳では、独のメルケル首相に次ぐ2番目に長い在職期間で、安定した政治基盤を背景に、安倍首相が各国の橋渡し役となるケースも増えています。
世界の国々へ日本国のトップセールスとして企業の売り込みが可能な首脳は今や世界でも安倍首相が一番だと思います。日本の政界のトップで、日本経済界を世界に売り込むトップセールスができる政治家だと思います。
でも国内では閣僚による失言など、長期政権による緩みやおごりを指摘する声も多々聞こえるようです。安倍首相を支える立場の人が足を引っ張るのですから。閣僚に任命されると天狗もついて来るのでしょうか、鼻高々で、つい失言ですか!失言を正当化できる政治家はトランプ大統領さんだけでしょう。
トランプさんの一言で周南市の夜が冷え込んでいます。なぜ?米中の貿易摩擦で中国経済が急落し、周南市にある企業の中国向けの輸出が減少。また供給過多から原料の価格が悪化。4〜6月期の決算で営業収益が下落。企業は業績が悪いと経費節約です。最初に接待費、宣伝費などが節約の対象となりますので。まさにトランプの一声で周南市に不況の風が吹いているのです。消費税で不況の風、第2弾もお待ちでございます。
(県磯釣連合会最高顧問)
