2026年07月07日(火)

コラム・エッセイ

No.938 『接種率上昇でも安心は禁物!』 

伊藤博之の釣れ釣れ談議

 ワクチンの接種が順調に進んでいます。10月29日現在、全国のワクチン接種状況は65歳以上の1回目の接種率は91.5%、2回目の接種率は90.6%で高齢者のほとんどの方が接種されています。64歳以下では1回目が63.4%、2回目は56.5%で政府は今、ワクチン接種に力を入れています。

 そして国民全体では1回目の接種率は77.2%、2回目は71.2%となり集団免疫でガードできる数値にまで達してきました。当初、接種率が70%を超えると集団免疫の効果が出ると言われ、コロナ収束かと思われていました。しかしそれは第1波のアルファ株に対しての効果で、アルファ株より感染力が強いデルタ株での集団免疫は人口の80%がワクチン接種を終えても達成が困難となったようです。その上ワクチンに感染を減らす効果が長続きしないことも明らかとなり、日本や各国はコロナと共存する戦略を模索している状態となっているとか。

 集団免疫とは、免疫を持つ人が集団の一定以上の割合になると感染の連鎖が起きにくくなり、感染の流行が収束していく状態のことですが、その集団免疫の達成を左右する要素は大きく2つあるとか。ひとつはウイルスの感染力、もうひとつはワクチンの効果だそうです。

 新型コロナウイルスは変異と増殖を繰り返し、英国でのアルファ株、ブラジルでのガンマ株、インドでのデルタ株など現在世界に10種以上の変異株が出ているとか。中でもデルタ株は従来型の約2倍以上の強力な感染力を持っています。

 現在世界中で流行しているのがデルタ株です。デルタ株に対して集団免疫を得るには最低でも人口の80%以上が接種を受け、しかもワクチンの有効性が100%という前提になります。ファイザーのワクチン有効性は95%ですから、人口の90%が接種しないと集団免疫は獲得できません。

 しかも日本で接種されているファイザーのワクチンは2回目の接種でも有効期限が8カ月とか。初めの頃に接種された方たちはもうすぐ有効期限が切れるので、日本でも今、3回目の接種となっています。11月後半までには医療従事者の方から3度目の接種が始まり、続いて65歳以上の高齢者の接種となる予定です。自分も6月18日に2度目の接種をしたので2月にはワクチンの効果がどこまで下がるのか、見当もつきません。

 今は日本全国でコロナが急減し、山口県でも久し振りに感染者がゼロでした。全国でも20近い県が感染者ゼロとなっております。まるで今年の3月の時のような状況となっていますが、第6波は必ず来ると思っています。接種率を高める意義は大きいと思います。

 重症化を防ぐ効果も高いので、医療への負荷が下がります。なんといっても感染防止の基本は、マスク、うがい、手洗い、3密回避。接種率上昇で安心は禁物ですよ!

(県磯釣連合会最高顧問)

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