2026年05月22日(金)

コラム・エッセイ

『デルタより多い死亡者!』 

伊藤博之の釣れ釣れ談議

 2021年、デルタ株での全国の感染者数はピーク時で1日2万5千人、死亡者数は最高89人でした。年が明けデルタ株から感染拡大が急速に広がっているオミクロン株は2月に入ると1日の感染者数が全国10万人を上回る勢いで2月15日には死亡者が236人となり感染者数はデルタ株のおよそ4倍、死亡者は2.5倍となっています。

 デルタ株に対してオミクロン株の死亡者率は低いと言われていますが、現実的には死亡者はデルタ株の時の倍以上となっています。特に高齢者の死亡率は高く、死亡者の90%が70歳以上で基礎疾患のある人となっています。

 身体を70年80年と使ってきて悪いところのない人はまれだと思います。若い人は感染しても無症状か軽症の人が多く、本人はコロナ感染の自覚がないためウイルスを撒き散らし、また行動範囲が広いだけにウイルスは広く拡散されます。

 しかもオミクロン株は感染力が強いので高齢者の感染が増えれば体力が落ち、持病を抱えた高齢者がコロナの犠牲になるのです。自分も高血圧症があるので不安です。

 「高齢者から先にワクチンのブースター接種を始めます」とテレビの前ではすぐにでも接種できるかのごとく話される日本政府の方々。高齢者のブースター接種が2月からやっと始まりました。ほとんどの方が2回目の接種から8カ月以上過ぎての接種です。日本の高齢者の抗体量はほとんどゼロに近いのでは?なぜもっと早く接種できなかったのでしょうか。

 菅前首相の尽力でぎりぎり2回目の接種が間に合い、ぎりぎりデルタ株から逃げることができたのに。言葉だけの現内閣には少々うんざり。オミクロン株の感染力の強さを医療機関は想定していたのに政府は「コロナ対策が一番」と言いながら対策はなし。

 菅前首相が作られた接種の基盤があるのに、なぜブースター接種が8カ月も遅れてからとなるのでしょうか。1日10万人もの感染者が出たのは現政府のコロナに対する怠慢です。

 今、日本では毎日200人近い方がコロナで亡くなられています。オミクロン株は重症率が低いので死亡者も少ないと報道するから国民はオミクロン株で死ぬことはないと思い込み、コロナに対して張っていた手綱(たづな)がゆるみ、特に若い人は免疫力が強く感染者の大多数が無症状か軽症なので、ウイルスの散布量も多く広範囲に広がります。

 デルタ株は肺の中での増殖で感染するにはウイルスの量が必要となり、少し時間がかかりますが、オミクロン株は喉や呼吸器官で増殖するのでウイルスの量も少なく、吸い込んだらすぐに増殖し、ウイルスを散布するので感染者が増産されます。早い増殖、早い散布、感染力の強さかな!

 死亡者減少の特効薬は高齢者のブースター接種での抗体増産です!

(県磯釣連合会最高顧問)

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