コラム・エッセイ
『コロナさん冥途の切符はいりません!』
伊藤博之の釣れ釣れ談議重症化は低いと言われていたオミクロン株ですが、デルタ株の時は1日の死亡者の最高が89人だったのに2月に入り1日の死亡者が200人を超える日も多くなり、2月22日は何と319人です。山口県でも1月に入り7人、2月1日から22日までに19人亡くなられています。その80%以上が70歳以上の高齢者です。
デルタ株の時は20〜40代の感染者から感染が拡大となりましたが、オミクロン株も初めは20〜30代の感染者が多く、それから子どもの感染者が急増しました。家庭内での感染が拡大の主流となっているようです。
デルタ株のように飲食店やカラオケボックスでのクラスターは減少していますが、現在一番多くクラスターが発生しているのは高齢者施設です。
近年の高齢者の方は戦後の「産めよ増やせよ」の時代です。子どもが5、6人いる家は珍しくありませんでした。私が徳山小に通っていた頃は1クラス50人で7クラスあり、1学年350人。6学年ですから全校生徒は2千人以上いましたね。
私は昭和26年にピカピカの1年生でしたから、その前後10年間くらいが現在の後期高齢者です。今の日本経済を支えてきた仕事人間の時代の人たちです。現在の日本の文化的生活を築いた時代の人たちと言っても過言ではないと思います。コロナで何人亡くなられたとテレビのニュースで聞くと自分と同世代の人たちですから、なんとなく身に迫る思いを感じます。
高齢者施設でのクラスター発生は死亡者数増加につながります。それなのに2月21日のニュースで聞きましたが全国の高齢者施設でのクラスターが1日で155件あったそうです。山口県でも2月に入り、発生した高齢者施設でのクラスターは11件。今まさにクラスターの2次、3次感染者が出ています。
2月21日現在、クラスターと認定されているのは159件です。1月17日に発生したクラスターの感染者は1カ月後の2次、3次も含めて51人。これが県内99番目のクラスターで1カ月に60件近いクラスターが発生し20人から30人、多い時は200人の感染者が出ています。
高齢者を対象にした施設には老人ホーム、介護施設、デイサービス、リハビリ施設などがあります。コロナに一番弱いのが高齢者と耳が痛くなるほど聞かされているのに、何波の時も高齢者施設でのクラスターが発生しています。施設を管理されている方も感染にはいろいろと注意されていると思いますが、なぜかコロナは入り込んでしまいます。
特に現在のオミクロン株は症状が出ない人も多く、高齢者施設で働かれている方は用心の上にも用心が必要です。持ち込んだ人は何ともなくても持ち込まれた高齢者にはコロナが冥途へのお土産にならないように、孫のコロナが冥途の切符になりませんように!
(県磯釣連合会最高顧問)
