コラム・エッセイ
『考えよう、平和とは何かを!』
伊藤博之の釣れ釣れ談議5月15日は沖縄が日本に復帰した日です。今年で50年の半世紀となりました。1945年終戦、そして52年のサンフランシスコ講和条約で日本が主権を回復したのと対照的に、沖縄は正式に米国の施政下に置かれました。米統治下では通貨はドル、車は右側通行で日本本土への渡航にはパスポートが必要でした。
52年、住民の自治組織として琉球政府が設立されましたが権限は限定的でした。日本復帰を求める声が大きくなり、60年「沖縄県祖国復帰協議会」が設立され復帰を求める運動が本格化しました。65年、佐藤栄作首相(安倍晋三元首相の祖父の弟)が戦後の首相として初めて沖縄を訪れたのを機に、復帰への動きは加速しました。
当時、米国はベトナム戦争のさなかで、米軍が沖縄基地に出入りしていたため多くの事故や事件が発生、住民の不満が爆発し復帰運動が本格化しました。
69年11月、日米首脳が返還に合意、71年6月、沖縄返還協定調印、そして72年5月15日、沖縄が本土復帰となりました。終戦からすでに27年が過ぎていました。
復帰に際して琉球政府は米軍基地に「即時・無条件、全面返還」を求めましたが、基地が残ったまま復帰となりました。復帰は沖縄返還協定に調印された当時の佐藤首相の御尽力の賜物です。その後、佐藤氏はノーベル平和賞を授与されました。日本の歴史に残る総理大臣の1人です。日本に復帰して半世紀が過ぎてもいろいろと多くの基地問題が山積みしている沖縄です。
現在、ロシアによるウクライナ侵攻で、もしもの時に自国や国民をどう守るべきかが大きな問題として浮上しています。大国の傘の下、連携して対抗し軍備を増強、核での抑止からどう自国を守るか。あの大国ロシアが土足で、しかも無断で入って来るのですよ!
日本近辺にもいつ土足で入ってくるか、いつミサイルを撃ち込むかわからない国があります。戦後77年、平和ボケしている日本国民。少し目を覚ましてどう自国、国民、家族を守れるか、考える時なのかもしれません。
まず第一歩として自分の生活している市・町・村の政治について考えて下さい、興味を持って下さい。そして選挙に行く意味を考え、自分の考えを一票に託します。それが国や家族、自分を守ることに繋がるのではないかと思います。
政治の第一歩は投票に行くことです。民主主義の原点でもあります。よく考えて選ぶ一票が私たちの住み良い国づくりの始まりと考えましょう。
一握りの人が国づくりをするのではなく、国民全員が参加しての国づくり。今回のロシア軍の進攻はプーチン氏を止めることができないロシア全体の責任かもしれません。
ウクライナの街を見て終戦後、空襲で何もなくなった焼跡の徳山、ほんの少し残っている記憶を思い出します、涙が出ます!
(県磯釣連合会最高顧問)
