コラム・エッセイ
『良いお年を!』
伊藤博之の釣れ釣れ談議遅まきながら冬が来ました。師走に入っても暖かく、大根は太り過ぎ、白菜は大きくなり過ぎて商品価値が低下。アパレル業界では防寒着が売れず、暖冬はうれしいのですが、春夏秋冬、それなりの気候にならないと経済が狂うようです。
やっとシベリア大陸から冬将軍様がお出ましとなり、北陸、東北、北海道と例年よりも遅れての雪で、西高東低の気圧配置に変わり、北風が強く、思わず身震いしています。半世紀前は防府の天神祭りのころには雪が降っていたのを覚えています。地球温暖化が進んでいると実感します。
寒さで早朝の魚市場がだんだん辛くなりますが、近年は超暖かく軽く、値段も手ごろな下着が売り出され、苦にならなくなっています。早朝や野外で仕事をする方にはこの下着は強い味方で、真冬の必需品となっていると思います。着ぶくれせず、冬の下着革命で、文明に感謝です。
今年も残すところ1週間。昔ならおせち料理の食材を探して、街は活気がありました。年の瀬になると、どこの家庭でもぐつぐつと煮込む黒豆や煮しめのにおいがして、新しい年がそこまで来ていると実感しました。
子供のころは「もういくつ寝るとお正月」の気分で「とらぬ狸の皮算用」。お年玉の計算で頭がいっぱいでしたが、もらう方から渡す方に変わると、お正月は出費が多く楽しくない、にいつの間にか変化しておりました。
自分が釣り馬鹿日誌の浜ちゃんのころには、10年以上は続いたと思いますが、年末・年始は四国、九州、南西諸島と釣りツアーを企画。多い時は10人以上で荷物用にトラックを1台用意して釣りに出かけていました。
民宿での釣り談義で盛り上がる新年宴会が楽しかったですね。人生の中で一番思い出に残る年末年始です。
それにしても近年は家庭でおせち料理を作らなくなりましたね。重箱にプロの料理人、それも名の通った老舗の「おせち」が宅配で届く時代です。美しい盛り付け、おいしく手間いらず、意外と手ごろな価格。正月のセレモニー用の料理として人気上昇中です。
そしてもう一品として高価な食材の宅配です。山口県では「ふぐ料理」の宅配の注文が急増します。昔は料理店がその店の常連のお客様の注文だけを受けて配達していましたが、現在はインターネットで全国から注文を取って宅配するシステムとなっています。
時代はAIへ、そしてグローバルへ。良いお年を!
(県磯釣連合会最高顧問)
