コラム・エッセイ
『神が与えた人生の時間!』
伊藤博之の釣れ釣れ談議産業道路近辺の田は稲刈りも終わり、落ち穂を探してスズメが集まっています。あの猛暑が懐かしくさえ思われるころ、11月23日の釣りクラブ楽釣会の見島大会の件で会員に連絡していました。
釣りには行っていると聞いてた垣内さんにも連絡しようと思っていた矢先、垣内さんの携帯電話から着信。「垣さん元気!電話しようと思ってた」と言うと、垣内の家内ですの声。垣内さんが今朝息を引き取ったという知らせでした。
1週間前、肺が悪く入院したのですが、容体が急変して帰らぬ人になられたようです。8月には関門からの船釣りに行ったと聞いて、元気とばかり思っていたので大きなショックでした。
垣内さんは同業で、長くラウンジ陶酔を経営されていました。船釣りが好きで、特に船からの大物釣りがお好きでした。
垣内さんとは種子島にもご一緒しました。一番多く一緒に釣行したのが萩沖の見島の船釣りです。メーター級のヒラマサの入れ食いに遭い、見島のマグロも釣りました。90センチオーバーの大タイも釣りました。垣内さんが玄界灘で釣った25キロもの大クエで、楽釣会全員でクエパーティーで盛り上がりました。
座布団ヒラメとヒラマサを両手に持った遺影の「釣ったぞ」と満足な姿に「やったね」と応え、涙を抑えての合掌でした。いずれ三途の川の釣り大会で会いましょう。ご冥福を心からお祈りいたします。
今年も日本人がノーベル賞を受賞しました。医学・生理学賞に輝いたのは京都大学の本庶佑特別教授です。今や2人に1人はがんになると言われます。人類がそれだけ長生きするようになったということかもしれませんが、いろいろな治療方法が開発され、人類の生存率を上げています。
がんの治療には外科手術、抗がん剤、放射線などがありますが、本庶先生は免疫療法を開発されました。人体には免疫細胞が存在していて体内に侵入したウイルスや病原菌を排除する役割をしています。だが、がんに働かないのが課題でした。
本庶先生グループが発見したのが「PD―1」という免疫細胞の表面にあるたんぱく質です。免疫細胞は働き過ぎると健康な細胞も攻撃して病気を引き起こす恐れがあり「PD―1」は働き過ぎを抑える役割をしています。がん細胞は持っている特定のたんぱく質で「PD―1」にくっつき、免疫細胞の働きを止めます。
このがんのたんぱく質が「PD―1」にくっつくのを邪魔する物質を発見、小野薬品と協同で開発した薬が、がん患者の希望、オプジーボです。
(県磯釣連合会最高顧問)
