コラム・エッセイ
『宣伝力一番はテレビかな!』
伊藤博之の釣れ釣れ談議平成最後となる記念すべき年の桜の開花宣言を全国で最初に発表したのは長崎県でした。同県では41年ぶりのことだそうです。
全国には「ソメイヨシノ」の標本木が58本あり、その木に5輪以上咲くと開花宣言が出されます。3月20日、東京は4輪で21日に先延べとなり、全国で長崎県だけの開花宣言となりました。
「桜が咲く」は日本人にとっては「春が来た」の代名詞の言葉で、寒さから抜けて木々は芽を吹き、水は温み、なんとなく気持ちが浮き浮きと「ウツ」から「ソウ」へと変わり身体に活力が湧く思いがするから不思議です。桜の魔力なのかもしれません。
全国でどこよりも早く開花宣言が出ると一躍マスコミが全国ネットで報道です。テレビのどの局も天気予報で「長崎県では桜の開花宣言が出ました」と報道。また1日に天気予報は何度かあります。その上、モーニングショー、ワイドショーなどの番組でも取り上げます。改めて長崎県を全国、いや今やインターネットで全世界へ宣伝となります。
開花宣言が出てテレビの各局では桜の名所の案内や何日頃が見ごろとか番組の制作が忙しくなりそうです。早くも昨夜、気の早い人のお花見会を放映していましたから!
桜の花一輪の差で全国へまた全世界へ情報発信です。一輪のコマーシャル料は一体いくらくらいのお値段になるのやら。またどのくらいの経済効果があるのやら、ちょっと考えてみるだけで、なんとなく楽しくなりませんか。
最近、海外からの観光客が日本の「お花見」を楽しみに来られる方も増えているそうです。外国人観光客も爆買いから日本の文化や伝統を体験して楽しむ旅に変わってきているそうです。長崎県は日本でも有数の観光名所のある県です。今年の桜の一輪は大きな経済の大輪となって戻ることと思いますが、どうですかね!
周南市もテレビの番組で有名人から名前が出たことがあります。一昨年だったと思います。「ぴったんこカンカン」を見ていた時でした。今や超売れている安住アナが総合司会をしている番組です。それに周南市で演奏会を開かれたこともあるバイオリニスト、葉加瀬太郎さんが出演されていました。
葉加瀬さんは無類の食通で、演奏会を兼ねて食べ歩きをされているほどです。旬の食材やご当地のグルメを楽しむために演奏会の企画もされるそうです。放映の時は北海道のラーメンの話でした。北海道出身の安住アナと大盛り上がり。話が終わり葉加瀬さんの演奏会のスケジュールの話題となり、その中にある周南市を安住アナが見て「周南市はどこですか」と聞くと葉加瀬さんが「山口県の周南市です」。そして一言「ふぐが美味しいんですよ」と。テレビでの会話から出た有名人の一言は、周南市の大きな価値ある宣伝の一言でした。
つい最近、テレビでお笑いの出川哲朗さんが電動バイクに乗って地方を旅する番組で周南市へ。徳山駅南口を訪れたところを放映していましたが、食べるところを尋ねてもタクシー運転手は「無い」とそっけなく、訪れた飲食店は取材拒否。周南市を宣伝する千載一遇のチャンスを台無しにしてしまいました。もったいなかったなー!
(県磯釣連合会最高顧問)
