コラム・エッセイ
『見えた収束の明かり!』
伊藤博之の釣れ釣れ談議9月18日の日本経済新聞に掲載されていた記事です。「WHOコロナ収束視野」。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)について14日、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は「終わりが視野に入ってきた」と語りました。その言葉の背景には英国オックスフォード大学の研究者でのコロナデータがあり、世界の1日の死者数が今年の2月には1万人を超えていましたが、その後じわりと減り続け、現在は2千人を切る数になっています。
これはウイルスの変異とワクチンの普及が主な理由となっており、オミクロン株は強い感染力を持つが従来型と比べて毒性が下がったとの評価が主流になっています。
そしてワクチンを1回接種した人の割合は欧米や日本では約8割、世界でも7割に近づいており、感染しても重症化しなくなりました。英国ではコロナ対策はほぼ全廃したが、以前のような爆発的な死者、感染者は出ていません。ただ次のパンデミックの被害を最小限に食い止める準備ができているとは言い難く、より一層のワクチン開発、接種体制の継続は欠かせません。
そしてテドロス氏は「この機会を生かさなければ新しい変異株が現れさらに死者が出る」とも警告しました。
オミクロン株の派生は現れ続け、インドでみつかった「BA2.75」は感染力の強さが指摘されています。WHOでは懸念される変異株が必ず登場するとみています。
テドロス氏はコロナとの戦いをマラソンにたとえ高齢者、感染リスクの高い層へのワクチン接種を徹底するなど、臨戦態勢を続ける必要があると訴えます。
収束の明かりは見えてきましたが、より収束に近づくにはワクチン接種の継続が不可欠です。
またWHOは新型コロナの発生源について初期報告書を公表しましたが、中国の消極的な協力体制を背景に「カギとなる情報がまだ掛けている」と記述するにとどまっています。
2019年12月、原因不明の肺炎が発生したとして中国はWHOに報告。武漢市で大規模な感染が確認され、春節の長い休みの大移動により世界中に広がりました。
全世界での感染者数は6億人以上、死者数は650万人以上で、20世紀初頭に流行し死者数が4千万人と言われるスペイン風邪以来の大被害をもたらしています。
世界中でロックダウン(都市封鎖)が繰り返され航空、観光、飲食業界などは大打撃を受けました。またコロナによる高インフレで世界経済はインフレ抑制のための金利上昇で急落しています。
コロナ発生から3年、どうなるのか心配でしたがやっと明かりが見えました。新型コロナウイルスの飲み薬タイプの治療薬が普及期に入ろうとしており、米メルクの抗ウイルス薬の一般流通が16日に始まったとのニュース。
コロナのインフルエンザ化は目前です。
(県磯釣連盟最高顧問)
