2026年07月08日(水)

コラム・エッセイ

『今年は野島のイシダイ早そう!』

伊藤博之の釣れ釣れ談議

 寒さが厳しい冬でしたが、春の訪れとともに桜を先頭に例年よりも1、2週間、草木の開花が早いように思えます。初めて花をつけた我が家のボタンでしたが、同じ町内にあるボタンも、4月中ごろ、純白の花を咲かせていました。昨年は5月の連休ごろの開花でした。

 4月中ごろからの初夏のような日差しに海水温も急上昇です。例年なら連休が明けてから定置網に入るイシダイですが、今年は4月20日ごろから入り始め、魚市場に水揚げされています。

 例年より大型が多いように思います。厳しい冷え込みから一気に気温が上昇したので、花も魚も体内時計が少々狂ったのかもしれません。

 花屋さんから聞いた話ですが、桜は1、2月の厳しい寒さで目覚めて開花に備え、気温が上昇して適温になったら芽吹いて花を開くそうです。それで気温の上昇に同調して桜前線は北上して行くそうです。今年は全国的に急な気温の上昇で、どこも例年より1、2週間早かったようですね。

 そうそう、1月、2月の寒さで海水温が例年より下がり、低水温を好むメバルでしたが、最近の初夏のような暑さで釣果が悪くなったようです。水揚げも少なくなったように思います。メバルさん、適温の場所へ引っ越されたのでしょうかね。移り変わる自然の営みに感動すら覚えます。

 ふぐ延縄漁をされる漁師さんに聞いた話ですが、釣り日誌には釣果、場所、潮、潮流、水温などだけでなくて、その日の自然界の状況も書かれるそうです。例えば徳山の桜は5分咲きとか、我が家のボタンが咲いたとか。毎年、同じ日付けでも、自然は異なると教えてくれました。

 釣り好きの自分には大変に勉強になった言葉でした。さすがプロは違うなと感心しました。

 ふと、今年の春の中で、いや、初夏を越えて夏に近くなっていますが、漁師さんの言葉を思い出しました。毎年、自然環境は違います。この違いを知ることで、釣果が違ってくることは間違いありません。

 3月24日、高橋会長との久し振りの船釣りのメバルは大漁でした。潮は小潮、風なく波なし。鹿児島、高知、東京で前後して桜の開花宣言があったと思います。来年もこの情報でメバル釣りにいきましょう。

 今、地物で一押しの魚はカレイとイシダイです!

(県磯釣連合会最高顧問)

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