コラム・エッセイ
『異状気象は地球の叫び!』
伊藤博之の釣れ釣れ談議地球温暖化による気候変動なのでしょうか、大雪の予報になんとなく恐怖を感じます。
近年、日本の冬は暖かくなり暖冬に慣らされていたため、冬は寒いのだということを忘れかけていたようです。自分が子供のころには朝起きると外は白銀の世界で驚くことがひと冬に数回ありました。
また11月の終わりころ開かれる防府の天神祭の時に雪が降っていたのを思い出します。70年近く昔のことですが、天神祭でバナナを買ってもらうのが楽しみで、徳山から防府まで汽車に乗って行っていました。防府駅から天神様まで歩くのですが、通りは人で満杯でした。バナナにつられての天神様詣でですが、寒くて手袋をしていたのを記憶しています。
昔は天神祭のある11月のころはもう冬本番でしたが、近年は夏物を仕舞ってよいのか迷ってしまうほど暖かい冬となっているのですが!11月の終わりころから12月に入り、急にシベリアから冬将軍様がお越しになり、晩秋から一夜にして厳冬になる、これが冬到来のパターンとなっているような気がします。
外に出していた鉢植えの観葉植物をこの将軍様がお越しになる前に家の中に移さなければならず、11月の天神祭の前後からは毎日天気予報に注意しています。
昔は日々、少しずつ寒さが増し「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、春の彼岸が来るころは少し温もりのある陽気となり、秋の彼岸が来るころには朝夕が冷え込み寒さを感じるようになります。しかしここ30年くらい前から少しずつ変わってきているように感じます。
今年は年が変わってから急に寒さが厳しくなり、全国的な大雪に見舞われました。中でも関東より北の地方では例年にない豪雪となっていて多くの地域で災害が発生しています。
交通が麻痺するだけでなく家屋は雪に押しつぶされ、異状と言われるほどの雪の多さです。梅雨の時節の線状降水帯の豪雨がシベリアの巨大な冬将軍の力で雪に変わり襲来してきているのでしょうか!
昨年末、米国を襲った大寒波は1週間以上居座り、大災害となりました。ヨーロッパ各地でも巨大寒波となった冬将軍が大暴れ、日本でも10年に1度の大雪警報が1月の終わりに出て、また2月に入り大雪警報発令中です。この寒波と大雪も気候変動ではないでしょうか!
半世紀前ころまで日本の四季は春、夏、秋、冬と少しずつ気温や自然状況が変わり、それぞれ特長がありました。それが近年、春と秋が短くなったと思いませんか。近年の桜の開花は4月ではなく3月に変わりました。5月のゴールデンウイークのころには半袖となり夏に。この夏は長くて11月の半ばころまで続くこともあります。
今や日本の四季の半分は夏です。これを考えると地球温暖化が身を持って理解できると思います。それにしても今年は冬将軍様の滞在が少し長いように感じるのですが、この豪雪も気候変動なのかな!そして6月は梅雨の豪雨の恐怖も!
(県磯釣連合会最高顧問)
