2026年05月23日(土)

コラム・エッセイ

『値下げよりおいしさ追求』

伊藤博之の釣れ釣れ談議

 3月に入り、木々の先が少し膨らみ、草の芽が顔を出したりと、なんとなく春を身近に感じます。我が家のあまり動かなかったメダカも天気が良いと泳ぎが活発になっています。

 周南市の魚市場にも3月から建て網漁が始まり「春告魚」とも呼ばれるメバルが水揚げされています。「2、3のメバル」と言われ、旧暦の2、3月ごろになると産卵を終えたメバルは体力回復のために餌を荒食いして太るので、脂も乗り始めておいしくなります。新暦では3、4月、これから旬に入ります。

 メバルは低水温を好み、海水温が上がる夏は海の深みで潮の早い岩礁で過ごします。これは夏メバルと呼ばれ、特に脂が乗っていておいしいですね。ただ、なかなか釣れないので、魚市場にはほとんど顔を見せません。このメバルが食べられるのは釣り人の特権かもしれません。

 春の声を聞くと気持ちが躁(そう)になり、桜が待ち遠しく思います。それにしても2月の徳山の夜は閑古鳥が鳴きました。2月と8月は飲食業界は冷え込むと言われますが、今年の2月はひどかったですね。

 内閣府の2月の景気ウオッチャー調査によると、街角の景気実感を示す現状判断指数は前月比1.2ポイント低下して48.6となり、悪化は2カ月連続です。指数が50を割ると悪くなります。日本全体での指数ですから都会の景気は50以上だと思いますので、地方では2ポイント以上低下していると思います。

 景気が悪いと飲食業界が一番先に取るのが値下げです。業界全体が右へならえで値下げ合戦となります。またこの季節は天気が不安定なので生鮮食品が高騰、客は少なく、仕入れは高く。悪循環で自分で自分の首を絞めてしまいます。

 自分の店だけは客を呼び込もうと値を下げるのでしょうが、全体が悪いのに、そんなに客入りは多くならないと思うのですが、一店舗が下げると、客にあそこの店は安くしたと言われ、値下げにいやいやでも右にならえ。全体が下げればまた同じで、それ以上に下げなければなりません。

 悪循環はやめて、悪い時を耐えるのも経営だと思うのですが、全国チェーンの店が周南市に入って来ない時はけっこう耐え忍んで料理やサービスの向上を考えていたと思います。ただ安ければいいのでなく、おいしいが一番がいいと思いますが、いかがですか?

(県磯釣連合会最高顧問)

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