コラム・エッセイ
『戌年は時も心も余裕を持って』
伊藤博之の釣れ釣れ談議十二月も三分の二が終わりました。バトンをもらうべくお戌様が足踏みしながら待っています。還暦を過ぎて毎年、一年が早く感じますが、特にここ数年は駆け足で通り過ぎるように思えます。
中でも十二月の逃げ足の早いこと。いろいろとやることがあるのはいいと思うのですが、一つ一つに手間がかかり、若いころのように頭は回らず、手足は動かず、一つをすれば一つを忘れ、自分でも歯がゆいくらいです。時間ばかりかかって一向に進まないまま一日が終了します。
七十年以上使用している体です。少々サビついていることでしょう。頭からの命令伝達も光ファイバーでなくアナログですから、思うがごとく届かず、ぬるいの一語です。年を取るほどに時間とやることが反比例、それで一年を早く感じるのでしょうね。何もかもさっさとこなせば、時間に余裕が出るので、一日を長く感じるのかもしれません。
あれやこれやと首を突っ込み、やることが多くなり、年のせいか機動力が減少して、それで余裕も減少。歳相応に考えないといけません。受けたことは納得するまでやらないとすまない性格なのですが、来年から軌道修正して歳相応に余裕のある一年に変えていくこととします。周りにご迷惑がかからないうちに。もうかけていたらごめんなさい。
周南食の会の今年最後の行事は鹿野のかの冬花火「銀嶺の舞」を見学して新南陽の「寿司やす」で「中島屋」を味わいながらの忘年会。十九人が参加しました。
冬花火は寿司やすのバスで行きました。前日の八日は雪が舞い、風も強くて心配でしたが、大変寒かったのですが風がなく、途中、少し雨が落ちましたが、鹿野に入ると風もなく、雨も止み、花火にはもってこいのお天気になりました。
鹿野総合体育館周辺には屋台が並び、スコップで混ぜ、ガンザキで集める大型鉄板での名物鹿野焼きそば、うどん、ラーメン、揚げたてのコロッケなど、どの店も行列でした。
午後七時、夜空にはLEDで飾られたドローンが飛び、色鮮やかなレーザー光線が交互に流れ、見物人のすぐ近くから地響きをさせてドーンと花火が上がります。二十分間の夜空のあでやかな饗宴、お見事でした。感動でした。
「寿司やす」の料理と中島屋の純米大吟醸「寿」。美味の饗宴でした。心もお腹も大満足の忘年会でした。
(県磯釣連合会最高顧問)
