コラム・エッセイ
No.35 おいしいけど、ちょっぴりストレス(涙)
ねえ、ちょっと聞いてよ! 予備校講師 長谷純子こんにちは。前回のお話を蒸し返すのですが。私の初恋、「笛吹童子」のことです。追加解説をしなければ、もしかすると認識に大きな齟齬(そご)が生じることに気づいたんです。
いつも一緒に遊んでくださる15歳上のお姉さまのお二人に「笛吹童子」の主人公が実は私の初恋だったことに気づいたとお話したところ、お二人はすぐに主題歌を口ずさみ、「主人公って、確か山城新伍よね?」と訊くのです。が、私にしたら「笛吹童子」が山城新伍さん?!ええーっ?! と驚きしかありません。山城新伍さんは私にとってお昼の番組の司会者で伏字の新しい読み方「××(チョメチョメ)」の考案者、また、奥様だった花園ひろみさんと2回結婚して2回離婚したダンディなおじ様という情報しかありません。好きな芸能人のお一人ではあったのですが。
お二人からよくよくお話を伺うと、私が見ていたカラーテレビ(懐かしい言葉です)以前の白黒テレビ時代にも「笛吹童子」が放映されていたそうです。私が見たものは白黒テレビ時代のものではなく、その後にリメイクされたもののようです。それにしてもお二人とも50年だか60年だか前の主題歌がすぐに出てくるあたり、さすがの記憶力としか言いようがありません。が、念を押すようですが、私の初恋は山城新伍さんではありません!
このお二人以外にも私がワインを介して知り合ったお姉さま方は総じて活動的で社交的、元気でパワフルです。冒頭のお二人を含めて皆さん、私も歳を取ったらこうありたいなあと憧れる方々でもあります。そのパワフルなお姉さまの一人が毎日朝に果物を食べるようにしているとおっしゃっていたので、ここ数年、私も積極的に果物(ビタミン)を摂るようにしています。
お肌にも絶対にいいですし。で、冬のビタミンCの手軽な供給源はおみかんです。ここ数年は和歌山県に転勤した友達が和歌山県のブランドみかんである「有田みかん」を毎年送ってくれていたのですが、去年、大阪へ戻ってしまったので、久しぶりに山口県のブランドみかん「大島みかん」を購入しました。
私にとっての大島みかんは、子どもの頃にミカン狩りで採ってきたもので、外皮が薄く、中の房と外皮が密着しているものでした。が、今年お店で買ってみてびっくりしました。記憶にある大島みかんと全然違う! 記憶よりも外皮が少しだけ厚めになって、以前より剥きやすくなっていました。甘さも子どもの頃よりも増した感じもします。が、これはあやふやです。子どもの頃の味覚ですから、あまりあてにはなりません。ですが、なんにしろとにかくおいしい! あまりのおいしさに、大島みかんはこの冬のマイブームのひとつになっていました。
とはいえ、いくらおいしくても食べすぎは糖分摂取過多になるので、泣く泣く1日2個に抑えていました。おいしいって罪ですよね。同い歳のお酒友達が「おいしいものは塩・糖・脂(えんとうし)!」と言っていましたが、納得です。が、実は「制限が必要なものも塩・糖・脂」なんですよね。トホホホ。子どもの頃は糖分なんか気にすることなく一日に10個くらいを平気で食べていたんですけどね。
2月下旬にお店で大島みかんをあまり見かけなくなってからは大島ポンカンを食べています。ポンカンって昔は大きかった気がするのですが、大島ポンカンは小ぶりで、房の皮がとっても薄く柔らかいので食べやすく、2個は瞬殺です。ああ、もっと食べたい! けれど我慢です。
我慢の反動からか、次のシーズンには周防大島に行って大島みかんや大島ポンカンを箱買いしてやる! と物欲と食欲を滾(たぎ)らせた今年の冬なのでした。ああ、話に落ちがない……(涙)
