2026年05月01日(金)

コラム・エッセイ

又文月(一)

随想 季節の中で 西﨑博史(周南文化協会会長)

 この随想も7月で4年目に入りました。令和4年7月7日に初めて随想を掲載して今回で76回を数えます。初回で「春夏秋冬。美しい四季は日本人の豊かな感性を生み出しました。若葉から深緑へ。梅雨入りすると梅雨明けが待たれます。今年は異例の早さで山口県も6月28日に梅雨が明けました。古希を過ぎた今、生かされて生きてきたことを実感します」と綴りました。齢を重ねて人生の折々の感懐を綴るのもよしかなと思いました。

 夏至から数えて11日目が七十二候の「半夏生(はんげしょう)」。昔から田植えを終える目安としてきました。今年は7月1日。ドクダミ科の「半化粧」という植物は葉の一部が半分だけ白くお化粧したようで、この頃に花を咲かせることから「半夏生」とも呼ばれます。別名は「片白草(かたしろぐさ)」。山口県は6月27日に梅雨が明けて夏本番へ。青田が美しい季節です。

 青田貫く一本の道月照らす   臼田 亜浪

 一点の偽りもなく青田あり   山口 誓子

 明治12年長野・小諸に生まれた臼田亜浪も、明治34年京都生まれの山口誓子も高浜虚子に師事した俳人。夏の田園風景を詠んだ作品はまるで絵画を見るようです。博多っ子が待ちわびる博多祇園山笠が1日から始まり、15日まで賑わいます。7日は暑中に入る「小暑(しょうしょ)」、9日と10日は浅草寺ほおずき市、17日は京都の祇園祭前祭山鉾巡行です。日本列島は夏祭りで彩られます。

 明治日本の近代化を推進した徳山出身の軍人、政治家児玉源太郎の功績を次世代に継承する「児玉源太郎顕彰会」を地元有志が設立して6月9日で9年。いよいよ10年目を迎えました。周南市を中心に北海道から九州まで多くの方々に支えられて積極的な活動を展開。設立翌年から7月24日を命日と定めた「藤園忌」行事として命日祭、墓前供養、茶会、俳句募集などに取り組んでいます。今年で9回目です。

 6日は「藤園忌茶会」を周南市文化会館3階展示室で。昨年は裏千家担当で、今年は表千家がお世話します。「藤園忌俳句」は7月末まで作品を募集中。俳人の坪内稔典さん(毎日新聞『季語刻々』連載中)、対馬康子さん(産経新聞俳壇選者)、地元の久行保徳さん)「草炎」主宰)が選者。毎日のように全国から応募はがきが届きます。あなたも気軽に俳句を詠んでみませんか。昨年の特選句の一つをどうぞ。

 海を向く夏帽一つ藤園忌   豊中市・戸川冨士子

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