コラム・エッセイ
イベントで感じる「地域愛」
翠流▼神社の秋祭りや地域の文化祭、収穫祭の季節だ。夏の猛暑を避けて行事を秋にずらしたためか、これまで以上にイベントが多い。取材も10、11月は回り切れないところも増えている。
▼始まって間もないイベント、数百年続く伝統行事。取材先は多様だが、どこでも感じるのが準備、運営する人たちの地域を守りたい、よくしたいという「地域愛」。
▼18日に周南市の新南陽地区の和田小グラウンドあった「和田モルック世界大会」は今回が5回目。新しいスポーツと特産品の和田丸太の組み合わせ。緑豊かな山里に子どもたちや若者の歓声が響いていた。
▼18日は新南陽地区の国道2号沿いにある川崎観音堂の中開帳の2日目でもあった。御本尊の平景清ゆかりと伝わる十一面観音は12年に一度、御開帳があるが、6年前の前回はコロナ禍で中止した。このため、6年早めて今回、特別に御開帳となり、18年ぶりにその姿を見せた。17日の1日目は4,000人がお参りしたという。
▼川崎観音堂の運営を支える地元の人たちは高齢者が多いが、御開帳だけでなく、毎月17日に縁日があり、接待などを続けている。和田では毎月第4土曜に和っ彩マルシェが和田の里駅、高瀬千石市・高瀬茶カフェが高瀬集会所で開かれている。
▼市街地から出ると、どこもコスモスの群れが迎えてくれる。紅葉のシーズンでもある。各地のイベントへ足を運ぶ機会も増える。イベントを支える「地域愛」を感じて欲しい。
(延安弘行)
