コラム・エッセイ
打ち破れ、縦割り
翠流▼周南市須々万に市北部拠点施設がオープンした。須々万支所・市民センター、須々万こども園と、鹿野福祉会が運営する周南北部地域包括支援センターが併設された施設。北部7地区の拠点となる。
▼3つの施設はそれぞれ、須々万支所などは地域振興部、こども園はこども未来部こども保育課、地域包括支援センターは福祉部地域福祉課と、市役所の所管が異なる。しかし、市民にとってはいずれも「市役所」。せっかくの複合施設、まず縦割り行政を打破することが必須だろう。
▼これからは、こども園や包括支援センターの会議を開いたり、交流スペースにこども園の作品を展示するなど、一緒の建物内にある利点を生かす新たな事業が可能になる。まずは、職員の交流会を開くなどして施設内で働く職員同士が仲良くなってお互いの仕事を理解し、協力できるようにすることが必要だ。
▼もう一つの縦割り打破は北部7地区に鹿野地区も加えた8地区の支所、総合支所の間の垣根をなるべく低くすること。オープニングセレモニーには各地区のコミュニティ組織の代表は参加していたが、各支所の支所長は案内もなかったという。本来なら各支所長が並んで市民を迎えてもおかしくない。
▼もし、これが本当なら早急に総合支所長、支所長会議を開き、課題を出し合うなどすべきだろう。来年は鹿野地区に市の北部の玄関口となる観光交流施設もオープンする。北部拠点施設が新たな時代の出発点となることを祈りたい。
(延安弘行)
