2026年10月09日(金)

コラム・エッセイ

第二手「囲碁を職業とする道しるべになりたい」

「碁」for it 小野慎吾

 周南市出身・在住の「一般社団法人・囲新プロジェクト」の小野慎吾です。囲碁教師として、「いいいいい教室」で、子ども向けを主にして、初心者の大人も対象とした教室を開いています。

 前回の初投稿は、「山口県囲碁界の高齢化・競技人口の減少化」と「一般社団法人・囲新プロジェクト」の設立の経緯についてご紹介しました。今回は、私が囲碁教師一本で生活していくことを決意した経緯と、今までに行ってきた囲碁普及活動についてご紹介します。

 数か月前まで、私は朝から夕方の会社員と夜の囲碁教室で、忙しい日々でした。ありがたいことに現在「いいいいい教室」の生徒数は15名弱います。そんな二つの仕事をしていた中、ある生徒が学校の授業参観で将来の夢は「囲碁のプロになること」と発表したと教えてくれました。また他の生徒は「習い事の中では囲碁が一番好き」という声もありました。囲碁の先生として、これほど嬉しい声はありません。

 二足のわらじを履いている時は、囲碁の先生として全力で生徒さんと向き合えているという自信はありませんでした。生徒からの声を受け、自分自身が囲碁の先生としてこれで良いのだろうかという自問自答に至った結果、囲碁教師一本で生活しよう決意し、今に至ります。生徒の中から、将来「囲碁のプロ」、また「囲碁を職業」とできるような道を作りたいと切に思っています。現状ではその道は険しく、珍しいため自身の行動がその道しるべになればと願っています。

 囲碁普及活動については、周南市の遠石小学校で一学期に1回ほど囲碁の課外授業をしています。全学年を対象に、毎回約30名弱の参加があります。1時間30分弱の囲碁授業は好評で、みんな「囲碁は楽しい」と言ってくれ、次回の開催を心待ちにしてくれる小学生が多数います。周南市の共楽園でも1年に2回の普及活動をしており、毎回10名弱の参加があります。どちらの普及活動でも言えることですが、小学生と80歳以上の囲碁普及ボランティアが交流できる機会は世代を超えてステキな光景です。囲碁という共通のコミュニケーションツールを通して人との絆が深まっていくのが囲碁の最大の魅力だと思っています。

 次回は、囲碁が国際的なゲームであることをご紹介したいと思います。

 自分自身が決めた目標に対して「碁」for it(頑張る)!

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