コラム・エッセイ
第三十五手「囲碁をする人は頭がいいのか?①」
「碁」for it 小野慎吾 囲碁をしている人だと一度は言われたことがあるだろう言葉があります。
「囲碁をされているという事は頭がいいのですね。」この言葉についてはそう思った事が全くないので自分は全力で否定をします。実際のところについてのデータをご紹介します。
囲碁、将棋をすると頭が良くなると言われています。理由の一つとして「空間理論展開」が上がるためです。「空間理論展開」とは頭の中で色々な事を想定し、推理していくという思考能力の事です。囲碁も将棋も相手がどのような手でくるかを予測していかなければなりません。
論理力を司る「左脳」とイメージと直観力・大量情報処理と高速処理を行う「右脳」を上手く使っていく事で頭の回転が上がり、結果として頭が良くなると言われているのではないかと推測されます。
実際に囲碁部が多いのは高校です。小学校・中学校では囲碁部自体が存在しない学校の方が多数です。その高校の囲碁部で全国一を決める大会が「全国高等囲碁選手権大会」です。3対3で対決をする団体戦方式です。過去42回行っており、最多優勝回数は9回で兵庫県の灘高校です。灘高校と言えば日本一偏差値が高いと言われている高校です。
続いて多いのが東京都の開成高校です。団体戦で上位に入ってくるのが多い高校はラサール高校、広島学院高校など名だたる進学校が多いです。これらの高校では、高校から囲碁を始めたのにも関わらず高校3年間の中で、全国の上位に食い込める実力を身に着けます。
そのため、ここからも囲碁をする人は頭がいいのかと筆者は感じる事は多いです。全国の大学で争われる5対5の「全日本大学囲碁選手権」においても、東京大学・東北大学・早稲田大学等の優勝回数が飛びぬけて多い実績になっています。
囲碁は「考える事が好き」な人にとっては大変面白いゲームだと思います。実際に囲碁を子供達が続けて行くには、大人の方に習うことが多いため、礼儀作法・マナー等も身に付きます。普段の挨拶・姿勢などもしっかりしていかないと大人の方から怒られることはしばしばあります。
囲碁を打つ場所である徳山中央棋院内でも90歳を超える方が4~5名前後おられます。
囲碁をする事が頭の活性化に繋がっているのではないでしょうか。
結論が出ていないテーマではありますが、囲碁が面白いゲームである事には変わりはありません。
子供からお年寄りまで「碁」for it(頑張る)!
2年ぶりに開催された少年少女囲碁大会
